先日のコロンボ「新・刑事コロンボ/4時02分の銃声」でウィリアム・シャトナーが非常に嫌らしい悪役を演じていた。
贔屓の俳優が悪役を演じる「コロンボ」はまた格別。
さてこのウィリアム・シャトナー、TVドラマ「宇宙大作戦」で大ブレークした俳優ながら地味に映画でも良い味を出していた。
例えば1961年の「ニュールンベルグ裁判」での裁判長(スペンサー・トレーシー)付き武官役とか1963年の「暴行」での牧師役、どちらもなかなか良い脇役だった。
この「暴行」という映画は黒澤映画の「羅生門」の翻案物で主演はポールニューマンなのでお勧め。
参考までにこんな内容。
駅で、昨日の裁判について3人が語り合っていた。メキシコ人盗賊(ニューマン)が旅の夫婦を襲った事件で、妻(ブルーム)は暴行され、夫(ハーヴェイ)は殺されたのだ。そして、当事者の陳述はいずれも違っていた。盗賊は正当に決闘で夫を殺したと言い、妻は狂乱して夫を殺したと言い、死際の夫にインディアンが聞いたところによると、自殺だという。だが炭鉱夫に言わせればどれも嘘っぱちで、妻にけしかけられて無理矢理決闘した際に、偶然ナイフが刺さったと言う。これを聞いたペテン師は人間は嘘つきだと結論し、牧師は人間不信に陥る……。
さて実はとっておきのTVシリーズがあって、昔レーザディスクでこのエピソードを見た時には本当に得した気分になった。
それは「トワイライト・ゾーン=邦題ミステリーゾーン」の「高度20000フィートの戦慄」と「死神につかれた男」の二話。
「高度20000フィートの戦慄」
6か月の入院を終え、退院したばかりの男は、飛行機で家路につく。だが、窓の外を見ると、翼の上に生き物が乗っているのを目にする。
そしてその生き物は翼を斧で壊していた、男は驚いて妻に話すのだが……。
このエピソードは映画「トワイライトゾーン」(スピルバーク制作:1983年)でもリメークされていた。
「死神につかれた男」
ハネ―ムーンで立ち寄った町のカフェでテーブルに設置されたオミクジを引く男、いつしかクジを引くことに取り付かれてしまう、、、
(と、こんな話だった)
他にもあるかも知れないが、彼が主演で知っているのはこの二話だけ。
コロンボシリーズは本当に楽しめる。
科学力で上回る敵に勝つ為に色仕掛けで嫉妬心を煽ったり、人間味溢れるところがスポックとの対比を演出していて面白かったです。
ドクターマッコイを扱えるのは彼しかいないでしょう(笑)
やたら濃厚なキスシーンがあって子供には刺激が…親のいる時は気まずい感じでした( 〃▽〃)
そうなんです、宇宙大作戦のカーク船長が一番なんです。映画化された「スター・トレック」でかつての面々がそろい踏みした時には拍手喝采でした、心の中でですが。
この後いろいろなスタトレ・シリーズが製作されますが、どれもオリジナルへのレスペクトを感じますし、質も高い様にです。