帰宅してボーッとTVを付けたらそのまま見入ってしまった「座頭市と用心棒」。
画面に三船敏郎が出ていて坊主頭のあんまさん、とくればこれは「座頭市」、そのまま見てたら滝沢修やら若尾文子やら嵐 寛壽郎やら岸田森やら細川俊幸に米倉斉加年てな具合に好きな役者が次から次に。
さてお話は安定の「座頭市」なんだけれども映画としてのまとまりがあまりに見事なので調べてみたら「岡本喜八」監督の作品、道理で納得。
この頃の邦画はまだまだ頑張っていた。
〔内容〕
市が三年前に訪れた村は川のせせらぎ梅の香りに包まれた平和な村だったが、再び訪れたその村はヤクザの小仏一家によって変わってしまっていた。
市の来訪を知った小仏の政五郎は一家の用心棒に市を斬るよう頼み込むが、盲を斬ることを断った用心棒だったが政五郎に百両出すと言われ、酒に酔ったまま市を斬りに行く。
しかし、対決し市が容易に斬れる者ではないと悟るとその日は斬るのを諦め市を酒に誘った。お互いを「バケモノ」「ケダモノ」と呼び合う二人だった。
その後市は、自分の凶状のため捕吏に捕まり牢に入り本来なら打ち首の市だったが、生糸問屋・烏帽子屋の口利きで番屋から出してもらった。
烏帽子屋の主人・弥助は小仏の政五郎の実の父であるが親子は対立し、また政五郎は父・烏帽子屋の隠している金塊を狙い、用心棒をなにかと頼りにしている。
それを知る烏帽子屋は市を手許に置いて身を守ろうとしていた。どうやら隠されている金塊は、烏帽子屋とその次男・三右衛門が八州見廻り役・脇屋とも共謀し、着服した御用金らしい。
江戸にいる三右衛門は父を心配し、九頭竜という名の浪人を送り込む。
(出典:ウィキ)
三船敏郎は「用心棒」からスライド出演した様な具合で、これだけ格好良いとワンパーターンでも’いいや’と思わせる説得力がある。
久々の岸田森も良かったがやはり岡本喜八監督は流石。
砂金の山が風で吹き飛ばされる場面などは古き良き西部劇を彷彿させる、なおこの映画は「座頭市シリーズ」最大のヒットらしい。
この映画は機会があればCM抜きで是非じっくりと観てみたい。
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