今日の昼間はゴロゴロするのに忙しくて、漸く再放映ドラマ「刑事コロンボー別れのワイン」を見た。
コロンボ・ファンの多くが最高傑作と評する一作で、見事なドラマだと思うが最高かどうかというと、私的には違う。
やはり「祝砲の挽歌」、特にパトリック・マクグーハンが大好きだったからと言うのが大きい。(ドナルド・プレザンスも好きだけれど。)
さてこの「別れのワイン」をあらためて観ると、刑事ドラマとしての定番の’アリバイ崩し’と’証拠の提示’が弱くて、犯人の自尊心に訴えての大団円となっている、そしてこのシリーズはそんな展開が多い。
これを多くの人々がこの作品を最高傑作と言うのは、最後のワン・カットでワインを二人で飲むシーン(これからタイトルが付いた様だが)、これがいいからだろうと思う。
ということで読者投票第一位には異論は唱えない。
このシリーズで好きなエピソードを挙げると、
1.祝砲の挽歌(幼年学校とパトリック・マグハーンの校長がユニーク)
2.魔術師の幻想(手品のトリックが面白い)
3.溶ける糸(耳のとがっていない若いレナード・ニモイがなかなか魅せる)
4.ジーン・バリーが犯人の第一作、未だコロンボのコートも背広もシワが無い。
他にも、どれもが傑作ぞろい、また再放映してくれたら観たいと思う。
この後のこの時間帯で始まったのが「刑事フォイル」というのは以前書いた。
さて話は変わって、我が中日ドラゴンズが本日勝った。
いつまでこんな気分に浸っていられるか不安はあるけども、これも神が授けた数少ないご褒美だと思って、この幸せな日曜の夜に感謝しなければ。
(この世が終わる訳でもなし)
(未だ精神構造が負け慣れしてないので)