「砂漠の鬼将軍」、地味に良い映画に出会った。
ただこのタイトル(邦題)は派手な戦車戦映画を連想させて下心が見え見え。
実態はWWⅡのドイツの英雄ロンメル元帥がヒトラー暗殺事件の後始末で自決を強要されるまでを力強く描いている。「ワルキューレ」を知っていればより面白く観れると思う。
ヒトラー暗殺を扱った映画(部分的にも)は面白いのが多数有り、これもその中の一つ。
「将軍たちの夜」「ワルキューレ」「荒鷲の要塞」「ヒトラー暗殺、13分の誤算」等々。
〔内容〕
“砂漠の狐”と異名をとった独軍アフリカ方面司令官ロンメル元帥は、戦況不利となっても強硬策を主張するヒットラーの横暴さを許せず、彼を暗殺する計画に加担。
だが、計画は不成功に終わり、ロンメルも主謀者の一員として反逆罪に問われる……。
主役のジェームズ・メーソンは知ってる役者さんではあったが、どちらかと言うと脇役で渋く光っていた様な感じだったが、このロンメル元帥役は見事。
米国戦争映画が描くドイツ軍の高官はキリッとしたキャラクターで描くことが多くて、なぜかファンになってしまう。
なお50年程前に田宮模型が発売していたパンサー突撃砲戦車「ヤークト・パンサー」はロンメル戦車と言う名前だった。実際にこういうニックネームが付いていたかどうかは知らないが、今でも時々耳にする。
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