昨年の7月に場末の名画座で御目文字以来の二度目の「運び屋」、今度はTV放映だけれどもやはり面白い。
今回は脚本の出来(なのか監督の力量なのかは良く分からないが)に感心、コカインの運び屋として成功するのが一本の線だとすると、それを追いかける捜査側の線、運び屋の家庭内の問題を描いたもう一本の線、これら三本の線が終盤でヤヤコシイ程に絡んで「見事」。
何回か観てると新しい発見があって面白いし、記事のネタにもなる。
〔内容〕
退役軍人のアール・ストーンはデイリリーというユリの栽培に情熱を燃やし、園芸の世界では一目置かれる存在だったが、その代償として家族をないがしろにしてしまい、90歳になろうとする今は家族との間に埋めがたい溝を抱え、孤独な日々を送っていた。やがて農園の経営も行き詰まり途方暮れるアール。そんな時、“車の運転をするだけで大金がもらえる”という仕事を紹介される。最初は荷物の中身を知らずに運んでいたアールだったが、ほどなくそれが大量のドラッグであることに気づく。それでも90歳の老人が疑われることはほとんどなく、順調に仕事をこなしていくアールだったが…。
(出典:全洋画オンライン)
主人公が妻の最後を見とる所なんかは名シーン、実話を基にしたらしいがここまで物語として膨らませたのは脚本家の仕事だろうと思う。
こういう脚本家と演じれる俳優達を集めて監督を手配してお金を集めるのが映画製作者の仕事、なかなか奥が深い。
(製作も監督もイーストウッドだった、本当にたいしたもんだ)
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