名作中の名作「アラビアのロレンス」、とうとう映画館で鑑賞、ともかく良かった。
スクリーンで観るのは初めて、過去のTV放映では見たことがあったがストーリの記憶は朧気。
この映画は70mm映画をデジタル・リマスターしたもので、凄いスケール感の映像美に圧倒させられた、そしてピーター・オツールの気味の悪い存在感たっぷりの演技にも。この人に狂気を演じさせたらかなう人は居ない。
ともかく大きなスクリーンの隅々までくっきりと勇壮な物語が展開して、開始してから10分もするとすっかり虜になってしまった。
〔物語〕
1916年、カイロに赴いている英国陸軍のロレンス中尉は、トルコへの反乱に意気込むアラブ民族の現状を確かめに向かった。そこで彼は反乱軍の非力を痛感し、アラブ種族をまとめ上げてゲリラ戦へ打って出ることに。やがて、トルコの一大拠点を巡って激闘を展開し、勝利する。そして、再びゲリラ戦の指揮官として新しい任務を与えられ、トルコ軍を打倒するロレンス。彼はアラブ人の独立に奮闘するのだが、英国首脳部の思惑とアラブ首長達の仲たがいに尽力むなしく徐々に孤立していく。
この映画で脇を固めたアンソニー・クイン、オマー・シャリフ、アレック・ギネスと当時の一流どころが大集結して、監督はデビッド・リーンはこのくせ者大物役者たちを見事なまでまとめ揚げて作品化している。映画監督の力量というのをまざまざと実感させてくれる。
(実はこの監督の映画はあまり好きでない)
そういえばピーター・オツールとオマー・シャリフは「将軍たちの夜」でも共演していた、この映画でタンツ将軍を演じたオツールの狂気(怪演)も凄かった。
なおモーリス・ジャールのテーマ音楽はスペクタクル映画の音楽としてベン・ハーや十戒とともにLPサントラ集に収められていたもんだった。
【映画】アラビアのロレンス 予告
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