昨日は「丹青の船番所」の初日鑑賞。
いつも思うのだがこの興行は三日間とかでなく最低1っ週間くらいは続けてほしい、役者さんたちが年明け早々に稽古に取り組んだりしていたのが分かっているだけに。
さて、今回は「滑稽さ」と言うよりも「涙腺が緩む」エピソードが展開して、これはこれで良いのだが、前半に用意されている「滑稽さ」が何だか一人だけ置き去りにされている様な気分になるが、後半の「涙腺が緩む」路線展開になると結構見事なまとまりを見せてくれた。
最終的には「感動的な良く出来た芝居」と言うことになるのだが、当方は「落語」の滑稽さが大好きなので今回はチョット気に入らない。
〔内容〕
半年ほど前に仕出し屋に奉公を始めたお君は段々と慣れて来て、店やの身内や常連の客や近所の皆から愛される様になる、そんな常連客の一人に堅物の船番所の役人が居た。
さて花見の季節が始まろうかというある時にお君の父親が危篤状態であるとの知らせが届き、早速若旦那を道連れに旅立ちの準備を始めるが、通行手形が役人の不在で手に入らない。困った一同は常連客である船番所の役人に栗橋まで船便に乗せる様に懇願するのであった。

この’お君’を演じた役者さんは「上手い」と思った。
それと古典落語には「船番所」と言う演目はなさそうなので、この芝居はこの地(深川)のご当地物「中川船番所」と古典落語のエッセンス「四段目」を混ぜた全くのオリジナル・ストーリらしい。
という事でいろいろと御託を並べたが、この一座の興行はこれからも追いかけようかと思う。
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なお時間の関係からかこの日の夕食はいつも「深川どんぶり」、アサリがたっぷりと入ったあっさりした炊き込みご飯で、これは年2回食す価値有り。
