吹雪の元旦

昨日は年取り。
妻が寒いから母は年取りを店でやったほうが良いと思うし、母も言っていたよといった。
これは妻の都合と気配りが合体してると感じた。
いくら寒くても一人で店にいるのは可哀想だと思ったのと、これで自宅で年を越す最後の行事になるかもしれないとの予感もあった。
反発を承知で年取りぐらい皆一緒にやるといった。
連れてきて俺が酒を飲んだらタクシーを使って店に送るからと。
それが良いねとあっさり承知。
自分が考えすぎていたのかもしれない。
地震で全壊、基礎だけ直して後はガムテープの自宅。
いつも微風の家。
さすが吹雪はこたえた。
ストーブをたきコタツに入って厚い上着を着込んでいるが温かくない。
乾杯はノンアルコールのビールを飲んだ。
凄くまずくてこの日はアルコールは飲まなかった。
除雪隊のご飯を作らなくてはいけないからもある。
店に泊まり、朝食を用意。
二十数人だと片付けるともう次の昼飯の時間になって、外の除雪が出来ない。
時間を見て自宅でゾウ煮を食べトンボ帰り、吹雪が少し弱まった雪景色を見ながら今年はこんな荒れて我慢の年になるかも知れないと感じた。
新しいそばメニューを考え、匠会に提案するつもり。
ネバーネバーギブアップだ。
もう一つネバーを入れないとほんとのギブアップになるのかも。



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