そば打ち指導体験

雪の情報だったが、夕方は降り止まってたので、やはり好い様にもうこれで雪も終わりと皆考えていた。
除雪隊のとまりも少ないし、でもご飯だけ研いでおいた。
夜中に雪が屋根からスベル音がしてまた少し降った。
除雪隊もフル出動。
消雪の水を出しておかなかったから雪がたっぷり積もってしまった。
市場は電話で済ませ、除雪に没頭。
雀達が餌が無く、タイヤショベルで現れた地面で餌探しをしていた。
品質が悪く使わなかった蕎麦の実を撒いてやった。
そんなことをしてたら十時に蕎麦打ち体験をしたいと申し込まれた、某小学校の有志が到着してしまった。
髭もぼうぼうの顔で挨拶。
自分達が作った蕎麦の実を皆持参してきたので、石臼で引いて７-３の割合で配合、十割で手打ちを披露。
その後初体験の蕎麦打ちに挑戦してもらった。
挽く前に実を見たらばらつきのある実で驚いた。
九月に雨が降らなかったのと、土地が痩せていたからだ。
こういう蕎麦は味と香りが素晴らしい。
量があればノドから手が出る代物。
粘土細工の延長蕎麦打ちで、かなりいい蕎麦が出来た。
田舎蕎麦カットバン風。
味も良かった。
疲れたけど楽しかった、ありがとうと礼を言われた。
初体験の指導で、自分も楽しかった。
ありがとう。


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大雪の贈り物、魚沼の絶景

八郎場のカーブにきっと工事関係の人達が作ったと思われるクリスマスツリーをかたどったイルミネーションがある。
紫が多い無機的な色で綺麗と言えば綺麗なのだろうが騒々しさの割りに心に響かない光だと思って通っていたが、昨日の大雪で雪に覆われて輝いていたのを見たら、深海のくらげの色のように感じた。
ホー綺麗なものだなーと一人声を出してしまった。
綿雪に包まれ光が間接的になったせいだ。
小千谷の通りに木に飾ったそれが有るが、柔らかい光になったせいか素晴らしくなっていた。
自宅まで送れと言い出した酔っ払いを、タクシーではないのでと断って下ろして帰った。
雪が一段と強まり今日の朝は１４０センチに達していた。
魚沼市で山地のぞけば一番雪が多かった。
一面雪原になった駐車場見てまず感じたのは井戸水が出てないのではないのだろうかと思うほど雪が積もっていた。
除雪隊の朝食が出来たので呼び、１１時までタイヤショベルで除雪。
時折雲の間より照らす光で雪景色が変わる。
木々は花盛り。
世界に通用する絶景だと感じた。

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大雪警報 只今１２３センチ

製粉機の下のようだと例えるほどの雪の降りようだった。
昨日は夕方スタッフが帰るからと除雪をした。
板長たちが最後の仕事を済ませ車を出す頃はまたもとの雪原になってるほど降った。
亀になった車を押し出し、自宅に帰ると道が無くなってて、自分も亀になり、自力脱出でどうにか店に逃げ帰って店で泊まった。
朝はかなり降ってると思ったらそれほどではなく２０センチぐらい車の屋根にあった。
小降りになると思ったがまたふりだしが強くなった。
夕方の小千谷の迎えは遅くて嫌だなと考えてたのにそれ以上のトラブルが発生。
坂塚でトラックが登れなくて交通止めになってしまい、その中に巻き込まれてしまった。
宴会が始まったのは一時間遅れ、帰りはタクシーみたいに送るように言われたが断って帰還。
前のタクシーがスピンをしたり、車のバンパーが落ちていたり、ちょっとスリルを味わった。


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雪の朝

中々寝付かれなかった。
大雪の予報で、最大８０センチ。
今の所降雪ゼロだからいくら降っても２０-３０センチが良いとこと考えたが少し興奮気味。
夜中に凄い突風に目が覚めたが寒いのと暗いので、店の看板は飛んでいないだろうかと心配しつつまた寝てしまった。
冷たい風が隙間から入り込んで寝顔を撫で回す。
隙間にガムテープを張りなおさなければ。
山のテント暮らしよりさわやか。
暗いうちに店に着いた。
朝食１４人。
消雪の水を出しておかなかった為、店の前は大山の雪が積もった。
稲妻が光、雷がなるなかひやひやしながら除雪をした。
仕入れは配達にしてもらい、お昼前にもう一回除雪をする。


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雪雷

積雪を期待して寝たのに雪が無かった。
明るくなって山を見ると中腹以上は真っ白に花盛り。
いったい今年の冬は、やっぱり暖冬かと車に乗ってラジオをつけると雪のニュースが流れていた。
JRの一部は遅れが出て、国道は交通止めの場所があると伝えていた。
雪が無いからまるで外国の話のような気がする。
野田の国道で正面衝突があり、交通が止まってるだろうからねと、板長から連絡が来た時はまだ魚を買っていた。
いらないのにスケソウダラのきもが山済みになっていた。
これは皆魚野川さん用。
セリ人の言葉をさえぎって、おラーいらないといったけど結局持たされた。
甘辛に煮て、柚子コショウと下ろし大根を混ぜて薬味にし、日本海のファグラと言って出す。
板長が時間を気にしてるのは有る施設のクリスマスランチ料理を作らなくてはいけないからだ。
その上、骨付きの鳥モモを頼まなければいけないところ、骨ナシを注文してしまった。
出来合いの彩の良い料理を使って何とか届けた。
イチゴを使ったり綺麗だなと思ったら、見えない人もかなりいるのよと言われ、少しへこみそうだった。
忙しいのに昼寝をたっぷりした。
皆に負担が掛かる事も承知で。
最後の組は小千谷まで送った。
遠くの闇に稲妻が光っている。
雪を運んでくる雷だ。


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毎日雪だるま

寝ていると除雪機の音が聞こえた。
とうとう積もったかと外を見るとたいした積雪ではなかった。
こんな量では出ないわけだがと思ってると、携帯がなりだした。
朝食を頼む。
小千谷の方が多く、里雪だった。
マキ婆が出勤してきて、こちらはいっぺい雪があるのーと驚いていた。
雪が降ったら除雪隊が主のお客さんだった。
今までの人はどこに行ったのだろうと思うほど、人はまばらだった。
夜の予約の人数は何人と問い合わせると、おマサンを入れて１６人、エーボクもと言ったら、同級生も来るから出ないわけには行かないだろうと押し切られてしまった。
前の休みにうたた寝して、どうも風邪が入り込んだみたいで、その上鼻血が出る状態だった。
これが調子のいいときのことだといいのだが、まったくぜっ不調。
雪がぱらついてるのに除雪隊は帰ってしまった。
朝食を作らなくていい気分がまた酒を一杯飲ましてしまった。

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不定休日の休日

綺麗な星空、確か流星が見える訳だがと少しだけ開けた障子の間から空を眺めた。
眠いのと寒いのでさっさとあきらめて布団に入った。
もう夜明けが近い時で、何となくテレビを見ていて時間が過ぎてしまった。
休みの前だと何となくねむれない。
まるで子供のようだ。
十二月で予約が無い日が今日だけになってしまい、個々に休んでいたのでは間に合わない状態になってきた。
それを見越してかなり秋から求人をしたのに、近所の高校生だけになってしまった。
よそで解雇されてきた人も戦力にならなくて、これでは雇い主の判断が正しいと解った状態。
仕事も面白いけど、同じ風景の中にいると同じ考えの中でぐるぐる回りしてるだけ。
出かけるのがたのしみな娘と雪の無い里山のドライブを楽しみ、道の駅めぐりをやろうと思う。
うっかり休みなのを忘れ、たった一人の朝食を受けてしまい霧の中出かけ、母と朝食を食べた。
眠くなり朝寝を少ししてから出かけた。
バクバクベイクのパン屋さんによってからじょんのび村に行くと言うコースを考えていたのに、寝すぎてお昼になったので小国町の三桶屋に変更。
席数が無いので空くのを待ち、そばを打つのを見ていた。
オオヤマボクチの繊維とフノリを繋ぎに使う特別なそば。
伝統は僕達の常識を超えていてかなり個性的なそば。
厚手のゴムガッパを丸めて、切ってるようだった。
ついお代わりをしてしまった。
その後の二人でそばが終わったらしく、一時で暖簾を入れた。




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消雪パイプとタイヤショベルのチエーンをつけた

昨日もとうとう店を貸切にしてしまった。
一般客が減ってしまうのも心配だが、とりあえず予約を受けたからには頑張らなくては。
前の日の天然ブリを大根と一緒に煮込み宴会に出した。
小千谷からの人が七時半に到着。
当然最後は送らなくてはいけない、そして送迎が終わった後で仕込が三つ残ってたのでやったら午前様になってしまった。
今日は予約が少ないのと市場が休みなので８時まで寝ていた。
店に出ると全員仕事をやっていた。
曇り空だったが来客が多くて、入りきらず帰ってしまう組もちらほら。
広井さんに頼んで消雪パイプとタイヤショベルのチェーンを取り付けた。
予報ではずーっと雪だるまが並んでいた。

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十四キロの天然ぶりを二本買った

予報どおり明け方から雨が降り出した。
花金で予約が四つ。
市場に出かけ頼んでいたブリを取りに行ったら、もう一匹あると言われて衝動買いをしてしまった。
一匹十四キロ、マグロもかなりいいのを使うからブリと変わらないので、刺身の主体はブリにした。
明日の法事はブリの焼魚。
喜んでくれるといいけど。
焼きたての熱々を食べていただく。
大鍋にアラを入れてブリ大根をいっぱい作った。
板長がやけに一生懸命にアラを切ってるのでおかしいと思ったら、御婦人がこの前のブリ大根の大根が美味いと絶賛したせいでもあるらしい。
誉められる事と喜ばれる事は僕らに凄いエネルギーを与えてくれる。

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穏やかな冬日、大沢川の雑魚がゆれる

濃い霧に覆われて朝が遅かったが、布団の中ではまだ酒が抜けなくて真夜中のように眠ってた。
そば匠会の抽選会と忘年会に行って、飲みすぎてもう少しで午前様になりそうであった。
四次会まで行ってきた。
最後はチュウハイ一杯で三千円。
こまかいのがなかったので会長から千円借りた。
新しいそばの名を決めて、皆でやろうと声を掛けたが、根回しも無かったし、言い方もあやふやだったから、良いねといってくれたがオラ自分の方針は曲げたくないとこだわってる人達が反対もしなかったが聞く耳を持たないと言った状態だった。
会長は珍しく賛成。
でもコメ粉そばは邪道、鮎そばは昔からやってると言われた。
観光会長、事務局はいいねーととりあえず大賛成。
これで長い冬は酒の肴に困らない。
板長達も今日も休み。
晴れてるからそばが出るかと思ったら、それ以前に客足が薄かった。
大沢川をのぞくと雑魚が整列して泳いでいた。
投網でもすれば一杯獲れると思うが、大沢川は種川にと思うからやらない。
来週は雪だるまのマークが出てきた。
近くまで冬が近づいてきた。
夜は休み。
娘と夕飯を食べる。
しめ鯖と富山のブリ、アジフライを揚げて、ミッキーに一枚やって、家族団らん。



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