大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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☆(  しづめばこ P574 )                          

霧の狐道267

2009-11-22 19:08:10 | E,霧の狐道
 俺は困った。

「 あっ!」

俺は思わず声を出して、その口を手で覆った。

“ 今の声、聞こえたかな・・・?”

俺は声を山本爺に聞かれたくなかった。
山本爺に動きは無い。

“ 山本爺が小物入れの前に立っていたんだ・・・・。”

俺は山本爺のベッドを見た。

“ 怪しい・・・・。”

山本爺は布団を被って動かない。

“ ・・・・・・・・・・。”

俺は山本爺を疑った。
あの感じは限り無くクロだ。

“ 絶対、そうだ・・・・。”

俺の疑惑は確信に変わった。

“ でも、なあ・・・・。”

確信に変わっても、山本爺を問い詰めることは躊躇われる。
それは、龍平の話を思い出したからだ。






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