一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「リスナーの皆様」はどこにいった? (フジテレビvsライブドア 番外編その5)

2005-04-04 | M&A
フジvsホリエモンは、ライブドアがニッポン放送の過半数を握ったものの、ホリエモンもとりあえずは大胆な手を打たなそうだし、SBIも「にらみをきかせる」と言っているので、膠着状態。

ニッポン放送の従業員も辞めてないし(本当に辞めるつもりがあるのかはともかくとして)、放送プログラムも従来のまま。

では、ニッポン放送がライブドアの子会社になったら出演しない、と発言したタレント(江本、タモリ、中島みゆきなど。和田アキコなんかも番組で吼えていたらしいが、詳しくは知りません。)は、結局どうするのだろう?

「ホリエモンも悪さはしないようだし、じゃあ俺様も戻ってやるか」ということで出演するのだろうか?
だとすると、結局「気に入らない番組には出演しない」ってだけじゃん

立派な声明まで出して「リスナーのために働きます」といったニッポン放送の従業員も、「今までのやり方を尊重するなら文句は言わない」ということなのか?
一般にそこまで自分の無謬性を信じる組織って、長持ちしないんだけどな・・・
※今ごろ思ったんだけど、結局誰が経営しようとリスナーに支持されなければラジオ局は成り立たないので、ホリエモンが介入したらリスナーのためにならないって言う理屈っておかしいですね。


フジ・サンケイグループの経営陣にご追従発言をしたのはいいけど、経営陣が一息ついたら応援団はいらなくなったので、ハシゴをはずされた、というところが実態だろう。
まあ、彼らにしてみれば、忠誠心を見せてポイントをあげることができればよかったのかもしれない。

あれ、じゃあ「リスナーの皆様」はどこに行ったんだ?

いろいろご心配いただいた「われわれリスナー」としては最後まで見届けて、動機が不純な発言はしっかりけじめをつけてもらいたいものだ。


<余談>

松任谷由美は「堤さんには大変お世話になったので、堤さんがいなくなったら苗場や逗子マリーナでのコンサートはもうやらない」とか言わないかな~?
コメント
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