先日酒屋をのぞいたら、酔鯨の純米が置いてあった。
しかしそのときは残念ながら荷物がいっぱいで買うのを断念。
しかし今日酒屋をのぞいたら
既に完売
何本かあったので油断した・・・
しかし、気を取り直して棚を眺めると、土佐鶴の承平が置いてあった。
地元のお気に入りの和食店でのスタンダード。普通の本醸造(精米歩合70%)だが、冷やで飲んでも雑味は感じられず、すっきりとした中に味わいがある酒という印象がある。
なにより1,900円とコストパフォーマンスは抜群。
急に元気になって家に帰る
家に帰って包装紙の後ろを見ると、「土佐鶴」の由来が書いてあった
今を去る千有余年の昔、土佐国司の任を終えた紀貫之は帰洛の途上、蒼海と松原に舞う鶴の一群を眺め、土佐への慕情たっぷりに一篇の歌を詠みました。
「見渡せば 松のうれごと 棲む鶴は 千代のどちとぞ おもふべらなる」
土佐鶴の酒銘はこの歌の吉兆鶴にちなみます
土佐日記blogさんから引用させていただくと
<「土佐日記」原文>
かくて宇多の松原を行き過ぐ。その松の數いくそばく、いく千歳経たりと知らず。元ごとに浪うち寄せ枝ごとに鶴ぞ飛び交ふ。おもしろし、と見るに堪へずして、舟人の詠める歌、
「見渡せば松のうれごとに棲む鶴は千代のどちとぞ思ふべらなる」
とや。この歌は所を見るに、えまさらず。
<現代語訳>
こうして宇多の松原を行き過ぎました。その松の数はどれほどなのか、何千年たっているのかわかりません。根元ごとに波が打ち寄せ、枝ごとに鶴が飛び回っています。いいなあ、と見ているうちに我慢できなくなり、船の中の人が詠んだ歌。
見渡すと、松の枝ごとに住む鶴は、松を千代の友と思っているみたい
この歌は、実際の場所と比べてみれば全然及びません。
紀貫之が謙遜するほどの景色だったのでしょう。
ついでにわかったのは「承平」の由来。
土佐日記にある紀貫之が国司の館を出発した承平4年の年号から来ているようだ。
こういうことを知れば、お酒の味わいも更に深まるかな?
しかしそのときは残念ながら荷物がいっぱいで買うのを断念。
しかし今日酒屋をのぞいたら
既に完売
何本かあったので油断した・・・
しかし、気を取り直して棚を眺めると、土佐鶴の承平が置いてあった。
地元のお気に入りの和食店でのスタンダード。普通の本醸造(精米歩合70%)だが、冷やで飲んでも雑味は感じられず、すっきりとした中に味わいがある酒という印象がある。
なにより1,900円とコストパフォーマンスは抜群。
急に元気になって家に帰る
家に帰って包装紙の後ろを見ると、「土佐鶴」の由来が書いてあった
今を去る千有余年の昔、土佐国司の任を終えた紀貫之は帰洛の途上、蒼海と松原に舞う鶴の一群を眺め、土佐への慕情たっぷりに一篇の歌を詠みました。
「見渡せば 松のうれごと 棲む鶴は 千代のどちとぞ おもふべらなる」
土佐鶴の酒銘はこの歌の吉兆鶴にちなみます
土佐日記blogさんから引用させていただくと
<「土佐日記」原文>
かくて宇多の松原を行き過ぐ。その松の數いくそばく、いく千歳経たりと知らず。元ごとに浪うち寄せ枝ごとに鶴ぞ飛び交ふ。おもしろし、と見るに堪へずして、舟人の詠める歌、
「見渡せば松のうれごとに棲む鶴は千代のどちとぞ思ふべらなる」
とや。この歌は所を見るに、えまさらず。
<現代語訳>
こうして宇多の松原を行き過ぎました。その松の数はどれほどなのか、何千年たっているのかわかりません。根元ごとに波が打ち寄せ、枝ごとに鶴が飛び回っています。いいなあ、と見ているうちに我慢できなくなり、船の中の人が詠んだ歌。
見渡すと、松の枝ごとに住む鶴は、松を千代の友と思っているみたい
この歌は、実際の場所と比べてみれば全然及びません。
紀貫之が謙遜するほどの景色だったのでしょう。
ついでにわかったのは「承平」の由来。
土佐日記にある紀貫之が国司の館を出発した承平4年の年号から来ているようだ。
こういうことを知れば、お酒の味わいも更に深まるかな?