一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

一橋は×だったようで

2008-03-28 | 法律・裁判・弁護士

一橋・北海道など4法科大学院に「不適合」評価
(2008年3月27日(木)23:43 読売新聞)

法科大学院の評価機関「大学評価・学位授与機構」は27日、大学院9校の評価結果を公表し、一橋、北海道、千葉、香川の国立4校を、教育内容に最低限必要な水準を満たさない部分があるとして「不適合」と認定した。  
26日にも別の評価機関が愛知大を不適合としている。74の法科大学院のうち昨春以降24校の評価結果が出たが、2割を超す5校が不適合と判断された。  
同機構の評価報告書によると、一橋大は行政法など3科目で、最大80人と定められている一クラス当たりの人数が83~100人に上り、「少人数で議論しながら授業を行う基本が守られていない」と指摘された。千葉大は、期末試験の成績が悪くて単位を落とした学生を翌年度の再試験で救済する仕組みを設けていたことが問題視された。  
北大は法学未修者を想定した3年制コースの入学者選抜で、法律科目を重視した選抜方法を採用していた点、香川大は教員の専門分野と指導科目にずれがある点がそれぞれ不適切とされた。  
不適合となった大学院は、文部科学省の調査対象となり、必要に応じて改善指導を受けることになるが、学生の募集や、在学生の修業、修了者の司法試験受験資格に影響はない。新潟、金沢、熊本、上智、専修の5校は「適合」と認定された。

おとといのエントリで紹介したように、漏洩疑惑のあった慶應大学は「適合」だったのとのバランスがよくわかりませんね。

ただ、記事をよく見ると、上の「不適合」格を出したのは独立行政法人大学評価・学位授与機構で、慶應を「適合」としてのは、財団法人大学基準協会と異なっています。
大学基準協会のサイトによると

2002年の学校教育法改正に伴い、2004年度以降わが国の大学は、文部科学大臣の認証を受けた評価機関による評価を7年以内の周期で受けることが義務づけられました(認証評価制度)。

という制度の中でそれぞれが認証を受けた異なる評価機関に評価を依頼したということのようです。

評価者によって多少のばらつきはあるにしろ、今回はちょっと差が目立つ結果となりました。


建築確認において審査が緩いと評判な民間審査機関があったり、耐震偽装事件の反動で今度は急に厳格になったり、の二の舞にならないといいですが。
今回は「評価」というより主観的な作業にかかわることなので、もっと面倒かもしれませんね。


コメント
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