シネモンドで ジョン・F・ドノヴァンの死と生 を観ました。公式 HP
人気のテレビシリーズに出演し、瞬く間にスターになった俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が、29歳の若さで亡くなる。やがて謎に包まれた死の真相が、11歳の少年ルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)との間でひそかに交わされていた100通以上におよぶ手紙によって明らかになる。シネマトゥディより
若きスター ジョンと何年も文通していた少年ルパート。
10年後ルパートはジョンの手紙を1冊の本にまとめて出版。ジャーナリストの取材を受け、ジョンとのことを語る。
ルパート少年の部屋はジョンのポスターだらけで、学校から帰るとテレビの前にすっ飛んで行ってジョンのドラマに夢中。
ママに「静かに」と言われるくらい大騒ぎ。
ルパートは学校ではいじめっこに目をつけられている。
弁が立つし、文才?もあるし、おまけに子役もやっているルパートはめざわりな奴なんだと思います。
見返してやる!とばかりに「スターのジョンと文通している」ということを作文の時間に発表しますが、これが回り回ってマスコミの知るところとなり騒ぎになります。
ジョンと新進スターのウィルはお互いに惹かれあう。
でもスターとしての立場がジョンの気持ちにストップをかける。
ルパートとの文通の件もマスコミにへんな風に取り上げられたこと、その他いろいろあって、ジョンは追い込まれます。
実家に呼ばれて帰ったジョンとはじめはにこやかに会話していたけど、母とジョンとで壮絶な口論になってしまう、というシーンがありました。
なんかドランの映画に出てくる家族って口喧嘩率高い気がする。
でも追い込まれた気持ちで疲れ切ったジョンが帰る場所は家族のところ。
精神的にズタズタになったジョンは実家へ戻ってくる。
「今晩泊まっていい?」というジョンにママは「ずっといていいのよ」と答えます。(´;ω;`)
ルパートとママもまた壮絶な言い争いしたりするんですけど、ルパートの母への手紙に泣いた(´;ω;`)
青年期のルパートは ベン・シュネッツアー
「ライオット・クラブ」や「パレードへようこそ」に出ていたのでイギリス人なのかな、と思っていたらアメリカンだそうです。
子役でレオナルド・ディカプリオのファンで彼にファンレターを書いた、というドラン監督自身の経験をもとにしたというストーリー。
すべてが愛おしい、そんな映画でした。