グレース・オブ・ゴッド 告発の時 鑑賞。公式HP
イオンシネマ金沢フォーラスにて。こちらの映画館、ものすごく久しぶりに行きました。
2014年、フランス。40歳のアレクサンドル(メルヴィル・プポー)は、ボーイスカウトで一緒だった知人からプレナ神父(べルナール・ヴェルレー)に体を触られたことがあるかと尋ねられる。少年時代に神父から受けた性的虐待の数々を思い出したアレクサンドルは、いまだに彼が子供たちに聖書の教えを説いているのを知り、バルバラン枢機卿(フランソワ・マルトゥーレ)に告発。だが、神父に処分が下される気配がないことに不信感を募らせた彼は告訴状を提出、警察の捜査が始まることに。
アレクサンドルの30年たっても消えない忌々しい記憶。
30年降りに面会した神父は謝罪はしても何の制裁も受けず、告発するもすでに時効になっていて進展しない。
同じく神父の被害者フランソワ。被害者の会を立ち上げ、ホームページを作り資金を募る。
時々暴走しそうではらはらしてしまった・・。
同じく被害者のエマニュエル。右はママ
アレクサンドルはテレビのニュースでフランソワたちの活動を知りやがて合流。
マスコミも使って大きなムーブメントになっていく。
結末がちょっとすっきりしない、というか、「はい、めでたしめでたし」になっていないのは、いまだ係争中だからなんですね。
でもひとまずこれ以上こどもたちが心に傷を負うことはないでしょう。
重厚な社会派ドラマ。
今までに何本か観たオゾン監督の映画とは違う感じでした。