9/19 スパイラルホールで「ボクの穴、彼の穴。」を観ました。
翻案・脚本・演出 ノゾエ征爾
翻訳 松尾スズキ
原作 デヴィッド・カリ/セルジュ・ブロック
〈ボクチーム〉
ボクA 上川 周作
ボクB 井之脇 海
〈彼チーム〉
ボクA 窪塚 愛流
ボクB 篠原 悠伸
ふたり芝居を2チームで上演します。
私が観たのは〈ボクチーム〉です。
戦場に1人残された兵隊のボク。穴にこもって息を潜めときどき敵の穴めがけ銃を撃つ。
手元にあるのは銃と少しの食糧と戦争のしおりでしおりには“敵は血も涙もないモンスターだ。敵を殺せ”と書いてある。
ボクA とBが代わりばんこに登場して孤独な思いや戦いの不条理を叫びます。
会話というよりそれぞれの独白なのですが会話している以上に息がぴったりでした
やがて「しおり」の内容に疑問を抱く。
敵は本当にモンスターなのか?敵も自分と同じ人間でふたり同時に戦いをやめたら戦争は終わるんじゃないか?と思い始めるのです。
原作を読んでみましたら64ページと薄い本でしかも絵本なのでさらに短いお話。これがお芝居になったと言うのはちょっとした驚きでした。
過去に2度(2016、2020年)上演されていて今回3度目だそうです。
劇場前にはお花がいっぱいでした。
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