シネモンドで「ボイリング・ポイント」観ました。2021年イギリス映画
ロンドンの高級レストランのクリスマス前の金曜日の夜。
シェフのアンディは別居中の妻とゴタゴタしていて息子ネイサンからはやたら電話がかかってくるけど相手をしてやれない。
開店直前に衛生管理の検査が入って、書類の不備(毎日の点検表)から評価を下げられクサってしまう。
家のゴタゴタで発注ミスをしてしまい食材があれこれ不足。
そんな状態でもさあ、開店。
厨房もホール内も戦場になります。
皿洗い担当が大幅に遅刻して来て、相方皿洗い担当はブチ切れそう。
(そして遅刻野郎はゴミ捨てに出てついでにサボってるし。)
ホール係のロビンはほとんどバーテンダーとペチャクチャやってるんですけど、何なんだ?
支配人は高飛車で、料理をロクに分かりもしないで客の無理なリクエストを受け入れ、料理人はバクハツ寸前。
本日プロポーズ予定のカップルは、女性のほうがナッツアレルギーで注意が必要。
インスタグラマーの3人組やらグルメライターを連れたアンディのライバルシェフやら面倒な客も続々とやって来て店内はカオス状態です。
お料理を愛でる、というよりは次々と起こるトラブルにぶつかり合う、人間模様をとことん見せてくれる映画でした。
90分ワンショットで撮影されたという映画だそうで、緊張感がハンパないのはそのせいですね、きっと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます