昨日は 今年初のプールへ行きました。
暮れからお正月にかけ 食っちゃ寝のダラダラ生活は 確実に表面にも
内臓にも肉を積んでおり 覚悟はしていたものの 予想以上のしんどさで
皆について行けません。
後ろから次の人が追ってくるので とにかく 泳ぐか走るかして前へ
進まないことには あとがつかえるわけで ぜろぜろとあえぎながら
やっと授業が終って 大好きなお風呂です。
プールのお風呂はジャグジーがついており 家の小さい湯船と違い
温まります。
体もほぐれたし これ これっ! と気持ちよくお風呂から上がって
ありゃりゃ‥‥ パンツを忘れたことに気がつきました。
この場合のパンツとは 下ばき パンティ 母の時代はズロースと呼ばれた
もので 風呂上りに真っ先に身につける あのパンツです。
今さら 濡れた水着を着ようとは思わず パンツなしでズボンをはきました。
帰りの運転は 法定速度を守りそろそろと 決して追い越しなどはしません。
事故を起こし もし救急車で運ばれる事態になったとき パンツなしでは
大恥をかくからです。
それにしてもたった1枚少ないだけで ずいぶんシモが スースーします。
スーパーへも寄らず 真っ直ぐ帰りました。
元旦から 早くも7日目です。
その昔子どもが受験のとき 当時 力の5000題 という問題集があり
それに載っていた 春の七草の覚え方がよみがえります。
『 せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ
これぞ七草 』
という語呂のいい覚え方で これが出題されるのかね? と当時は思った
ものでした。
自転車で行ったスーパーには 七草セット なるものが何種類か並んでおり
1つ買いました。
白菜 大根 蕪 チンゲン ほうれん草 水菜 みつば と束には書いてあり
本来の春の七草とは違うけれど ま ええではないか お正月に暴飲暴食で
酷使した胃を やさしい粥でいたわろう という昔からのしきたりです。
それにしても昔の日常は 切り詰めた生活をだれもが送っており それこそ盆と
正月にご馳走を食べることが楽しみであり 感動もしましたが 現代はご馳走三昧
の毎日を送っており おいしいものを食べても ほとんど感激がありません。
子どものころ食べた忘れられない味 というような 長く記憶に残り 思い出す
たびになつかしい味は 今の若い人にはもう 湧いてこないかも知れません。
たまにご馳走を食べて感激した我々の世代が幸せだったのか それとも毎日の
食生活が 昔の盆と正月状態の 若者の方が幸せなのか
七草粥を食べながら ふと思ったことでした。