朝日が五台山の頂上に昇る前 少しの時間ですが みなもが茜色に染まり
今日もいい天気です。

市役所へ行きました。
簡単な証明書をもらうためで これはすぐに済むはず その足でプールへ走るため
下には水着を着ております。
すぐ済むはずの市役所は 思いのほか時間がかかり もう授業が始まっちゅうがと
イライラして待ちます。
待つイス近くに 長寿支援課 の看板があり そこへ座った おじいちゃんの2人組に
若く美人の職員が 先ほどから同じことを 繰り返し説明しておりました。
「 それで その書類は 今お持ちですか? 」
( ああっ? そんなもなぁ もう いらんと思ぉて 捨てたわよぉ ゲホゲホ‥ )
「 そうですか この金額のうち あなたのお支払いは 1割ですよ 」
( ああっ? 払わにゃいきませんかのぉ ほんなら なんぼに なりますろぉか? ゲホゲホ‥ )
「 〇〇円になります これを今月中に お支払いしてくださいね 」
( ああっ? おまさんが言いよることが 妙に あしゃぁ がてんがいかんきにねぇ ゲホゲホ‥ )
「 そうですか もう一回 説明しますとねぇ 云々‥‥ 」
相手が耳が遠く毎回 ああっ? を繰り返すため 美人職員の声もどんどん大きくなって
1階ホールへうち通し 噛んで含めるスピードとなります。
それがまた 相手が2人のため 同じ内容のくり返し 話はエンドレス状態で おまけに
じいちゃんは もの言うたびに ゲホゲホ‥ と咳き込むので さらに時間がかかります。
こりゃ すごいもんじゃね お姉ちゃんたまらんね と見ておりましたが 他の職員も
来る客も だれも気に留めず 長寿支援課では これが毎度の風景と思われます。

老ねこガメ君は 再来月には8歳になり 飼い主と ほぼおない年になります。
寄る年波か 食べる時間以外はほとんど寝て暮らし 1日のうち20時間以上を睡眠に当てます。
今日の老人のように長寿支援課へ行き そこで職員から大声で くり返し説明を受ける自分が
おり それを横から あきれて見る人がいる‥‥
そんな日がやがて来る 20年もすれば 今日のじいちゃんと同世代の男女で 役所の老人課は
列をなして 職員が汗だくで対応する そんな日がきっとくる。
なんか やりきれん気持ちがして もう今日は や~めたと プール前は素通りで帰ってきました。