ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

 横浜国際フォトジャーナリズム・フェスティバル2007

2007年09月09日 21時51分44秒 | else
昨日、赤レンガ倉庫1号館で、開催中の、第3回国際フォトジャーナリズム・フェスティバルへ行って来ました。
JR横浜線桜木町下車で、お散歩しながら赤レンガ倉庫へ。
昨日はと言うと、日中とてもとても暑く、良いお天気でお出掛け日和でしたので、ルンルン気分で行きました。
これを誘ってきたのはデイジーパパで、私は最初「赤レンガに行けるんだったら、赤レンガのSHOP目当てで行ってみよう」と思っていたのですが、イベントの話を詳しく聞いて、赤レンガも楽しみだが、そのイベントにもすごく興味が湧いて来たのでした。
このイベントは、世界の多くの国々のトップフォトジャーナリスト達により撮影された、私達の知られざる他国の、戦争の悲惨さや、生活の貧困、病気と闘う人々の現状を訴えかけた、衝撃的な写真展でした。
DAYS JAPANでは、2005年より、DAYS国際フォトジャーナリズム大賞を設け、日本で初めての、国際レベルのフォトジャーナリズムの賞として、国内外から高い評価を得ています。今回は、役55カ国から約6000点もの応募の中から、18点の作品が入賞しました。

どの作品も強烈に訴えかけてくるものがありました。
イラクに滞在する米軍パトロール、小児ガンの子と共に戦う母、ネパールの民主化闘争、爆撃下のベイルートとレバノン南部、バングラデシュの児童労働、フィリピンの人口過密問題、武力衝突の続くパレスチナ、チェチェンの戦後、海洋汚染等などを写真1枚を通して、強く訴えて来ます。
視点が、弱者である市民側と言うのが、共通する点。戦争にしろ、病気にしろ、信じられないような被害を受けている人達が、今の世に、地球規模で考えると、すごくたくさんいることを痛感しました。
私達は地球規模で見ると、非常に恵まれた環境にいます。なので、生活設計を考えて、幸せに過ごす為に日々目標を持って生きることができます。
しかし、この写真展で見る人々は、その日生きていく為に、とにかく生きる為に、過酷な条件の現実の中を乗り越えています。自分に・・・あるいは家族に・・・明日があるかわからない状態で、ただ・・・生きています。弱者の力では、現状を打破することは、非常に難しく、ただ現実を歩いていくしかないと言った感じです。
そういう現実を命賭けで写真を撮影したジャーナリストの目を通して知ることができ、貴重な機会だったと思います。

海外旅行したり、国際交流イベントに参加しますと、どうしても日本と比べてしまい、カルチャーショックを受けます。でも、それぞれの国を理解できる良い体験だと思っています。
それにしてもいつも思うことは、日本は本当に恵まれた国であると言うことです。国内レベルで見ると、深刻な問題もたくさんあるのですが、本当に住みやすい国だと思います。

そう思うのとは別に、写真展で知った信じられないような現実も、知っておかなければいけないことだと思いました。

多くの幅広い年齢層の方々がここ赤レンガ倉庫に訪れ、真剣な面持ちで、写真を見つめていらっしゃいました。
このイベントは、9月16日(日)(最終日なので11~17時)まで開催しているので、ご興味のある方は、HPで確認の上、行かれてみてはいかがでしょうか?
コメント
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