汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 祝宴の席

2010年05月05日 | 初期中期の詩
妄想の人の影
這い蹲る幻惑の水面
煌びやかな饗宴が今夜も開かれる
言葉を散らした料理を堪能している少女のにやけ顔が
やけに酒気を帯びた男の表情に重なる

おびただしい程のハエの乱舞
鼓膜を揺るがす共振の響きが
この空間を席巻していく

首尾よく受け答えする令嬢の滑稽さ
混乱した空気の流動は 
底知れぬ恐怖の念に支配される

散々蹴散らした政党の話にごった返し
連日切り裂かれる腹から溢れ出す臓物の臭気
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