汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 求める

2010年05月26日 | 初期中期の詩
愛しさを求める事
太陽に微笑みを携えて手を伸ばし
その熱に身体を焼かれる運命
遠くを眺めてうなずいている赤とんぼの瞳には
いつとも知れない情愛がちらついている

求める事と愛し合う事
二律背反の狭間に鼓動している真実に触れる事でさえ
世界を流れる主流の速さには敵わない

賜物を授ける掌に 一粒の涙がこぼれる
落ちぶれて 消えて行く事が今生の宿命なら
その灯に揺れる愛の焔を消し去る風でさえ
安らかな子守唄となる
コメント