汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 夢

2010年05月16日 | 初期中期の詩
世界が震撼している 世情の空しさ
蝋人形のように動かないでいる 罪の観念を
所狭しと並べた鍵盤の上で 踏み潰した

雷鳴に怯えているのは
いつでもまともな人間の 卑劣な愛の導き
孤独が欲望を覆い隠す様に 歪みの中でたぎるもの
老齢期に達した男の見た 儚い夢の島

雄鶏が雌鶏を探して彷徨う
遥か彼方に待ち焦がれている歓びの唄は
聴こえる事の無い鼓動の中で いつまでも反芻している
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