汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 思惑

2010年05月13日 | 初期中期の詩
今あなたの声が聴こえる
心の奥底で木霊している思念の波が
現実の霞んで見える瞳から溢れ出す

在り来りな優しさでは この世界を護れない
虚空の闇に潜んでいる幽かな命の涙は
終わりへの行く末に ささやかな花の輝きになる

かろうじて生き残った魂の淋しさ
感情の揺り籠に虚しさが込み上げてくるのは
終末を知ってしまった人間が手首を切る切なさと同じ

太陽の輝きでさえ その灯に未来を映し出す事は出来ない
枯れ果てたモクレンはその死臭で 
人々の哀しみを癒すのだろう
孤島に置き去りにされた安らぎも 今は何処の空を見ている
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