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記憶形成・維持の物質を特定

2015-05-31 | 健康・病気
 最近TVや新聞で”認知症”を取り上げる事が多くなった気がする。自分が罹患適齢期となったからかな。
 昨年の11月に発表された「記憶形成・維持の物質特定 新薬開発や新たな診断方法に活用か」の記事を思い出した。
 名古屋大大学院の山田清文教授(医療薬学)らの研究グループは、マウスを使った実験で、脳の海馬にある「ガーディン」と呼ばれるタンパク質がリンと結合することで、記憶が形成・維持されていることを確認し、米科学誌の電子版に発表した(H26.11.8)。「認知症の新薬開発や新たな診断方法に活用できる可能性がある」と言う。
 海馬の細胞中にはガーディンのほか、BDNFやNMDA受容体などのタンパク質が存在。そのタンパク質の間を電気信号が伝わることで記憶が形成・維持されている。
 グループはさまざまなタンパク質の中でも、細胞中のリンと結合し、活性化したガーディンが電気信号を仲介していると推測。通常のマウスと、遺伝子操作でリンと結合するガーディンを持たないマウスとを比較する実験を行った。それぞれのマウスを床に電気が流れるケースに入れ、刺激を与えた上で、24時間後に同じケースに入れると、電気を流していなくても、通常のマウスはおびえた様子で動かなかったが、変異させたマウスは床の上を動き回り、電気刺激の記憶が低下しているように見られたという。
 ◆海馬(かいば)
 大脳辺縁系の一部である海馬体の一部。特徴的な層構造を持ち、脳の記憶や空間学習能力に関わる脳の器官。
 ◆ガーディン
 ガ―ディンと呼ばれる蛋白質が海馬の形成に必須であることが明らかとなっている。ガーディンは新生神経細胞の配置を決定する蛋白質。

 朝から雲が少し出てるけど晴れ。明け方に小雨があったようで路面が少し濡れていた。
 今日も晴れなので、畑に水やりが主な作業。川から水汲み・・腰に来る。河原で見つけた黄色の花。近寄って見たら”キショウブ(黄菖蒲 )”。花は数輪。どこからか流されて来たんだろうな。
 日本のハナショウブは、花色が青紫・赤紫・紫や白色があるが、黄色はない。明治時代に珍しい黄色花として、ヨーロッパから輸入された。これが日本風土に適応して野生化(帰化)した。
 名( キショウブ:黄菖蒲)は、菖蒲(ショウブ)に似た葉で、黄色い花を付けるからと言う。
 キショウブ(黄菖蒲)
 アヤメ科アヤメ属
 多年草
 原産地は地中海沿岸地方、日本には明治時代に渡来
 開花時期は5月~6月
 花色は黄色
 外側に大きな花びら(外花被片)が3枚、中心部に小さな内花被片が3枚