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DNA鑑定の血縁判定向上、おじ・おば・いとこも確認

2016-08-06 | 科学・技術
 京都大の玉木敬二教授(法医学)のチームは、「離れた血縁関係を高精度で判定できる新しいDNA鑑定法を開発した」と発表した。新DNA鑑定法は、従来は難しかった祖父と孫、おじとおい、いとこ同士などの離れた血縁関係を高精度で判定できる。
 現在、警察などで広く使われている鑑定法は、DNAの15ヵ所を特徴点として比べている。2人の血縁関係は親子、きょうだいまでしか完全には判断できない。
 研究グループは、DNAの配列上のわずかな違いを約17万ヵ所検査。検査結果を新たに開発した「染色体共有指標(ICS)」と呼ぶ指標を活用して、検査すると2人が血縁関係にあるか評価できる。染色体共有指標(ICS)は、血縁関係によって異なる染色体の同一部分の長さに着目し、その合計値の大小を算出して判断する。この方法で、親子や兄弟、叔父叔母、いとこまでは99.9%以上、またいとこでも93.9%の確率で判断できた。
 チームによると、頬の内側から採取したDNAは鑑定がしやすい。だが、遺体の身元確認の際に採取される爪や歯、骨は長期間経過しているとDNAが壊れていることが多く、今回の解析手法をすぐには使えない。今後改良していくとしている。

 今日の天気は快晴。とても暑い。
 畑には日照りでも元気な雑草”スベリヒユ”が繁茂している。良く見たら枝先に黄色の小さな花を咲かせている。花は朝早く咲き、昼頃には萎む。花が咲いている時間はとても短いようだ。
 葉は少し厚くて丸っこい、若葉は食用になる。茹でると独特のぬめりがあり、すべすべする。このスベスベから”スベリヒユ”との名がついたとか。名の由来には、葉っぱが滑らかなところから、との説もある。山形県では”ひょう”と呼ばれ、茹でて食べる山菜のひとつである。
 因みに、同属に「花滑りひゆ」があり、学名に由来した”ポーチュラカ”と呼ばれる。
 スベリヒユ
 別名:蜻蛉草(とんぼぐさ)・・葉の形がトンボの様
    五色草・・根が白、茎が赤、葉が緑、花が黄、種子が黒 より
 学名:Portulaca oleracea
 スベリヒユ科ポーチュラカ属(スベリヒユ属)
 一年草
 原産地は不明、自然帰化植物と考えられる
 開花時期は7月~9月
 枝先の葉の中心に黄色の5弁花、花径は数mm
 果実は熟すと上部が取れる蓋果で、沢山の細かい種子を持つ