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   健康を歩いて増進

北極海のニシオンデンザメは400歳、脊椎動物で最長寿か

2016-08-13 | 生物
 コペンハーゲン大学の研究員ユリウス・ニールセン氏らの国際研究チームが、科学誌「サイエンス」に発表した(8月12日)。北極海などに生息する大型のサメ「ニシオンデンザメ」が400年近く生きることがわかった。脊椎動物としては最も長寿と言う。研究は、別の種の魚を狙っていた漁師が意図せずに捕獲したニシオンデンザメの雌28匹の眼球の水晶体に、放射性炭素年代測定法を適用した結果によるもの。
 ニシオンデンザメの成長スピードは1年で約1cm非常に遅く、長寿であろうと推測されていた。魚類の年齢測定は、頭部にある耳石(独特の溝と模様(輪紋)がある)を調べる。しかし、サメは軟骨しかもたないため、従来の方法では簡単には寿命を分析できなかった。ニールセン氏らの研究チームは、ニシオンデンザメの目の水晶体に含まれる放射性炭素の量から誕生年代を測定する方法で、寿命を推測した。
 これによると、ニシオンデンザメの平均寿命は少なくとも272歳とわかった。研究対象の中で体が大きかった全長が4m93cmの個体が335歳、5m2cmの個体が392歳と推定された。
 これまで脊椎動物の中では、ホッキョククジラが150年~200年程生きる最長寿とされていた。
 ◆ニシオンデンザメ(学名:Somniosus microcephalus)
 学名:Somniosus microcephalus
 英名:Greenland Shark
 分類:魚類・板鰓亜綱・ツノザメ目・オンデンザメ科
 生息地域:北極海、北大西洋
 全長:最大7m
 北極海に棲む唯一の大型のサメ。深海(水深1800m)にまで生息。
 体形は筒状で、短く丸い口吻、背ビレ・尾ヒレとも小さい。
 泳ぐ速度が遅く、世界一のろまの魚とも言われる。

 畑に行ったら””バジル”に白い小さな花が咲いている。虫除けにトマト株の間に植えたもので、今の所虫よけになっている。”バジル”には150種の栽培品種があると言われ、これは良く知られる”スイートバジル”。ハーブの一種で、スパイス(香辛料)として”ブッシュバジル”とともに良く使われる。”バジル”の葉はイタリアン料理に良く使われ、トマト・オリーブオイルと相性が良い。
 ”バジル”の和名は目箒(めぼうき)。グルコマンナンを含む”バジル”の種を水に浸すと30倍程に膨張し、半透明の白っぽいゼリー状の物質で覆われる。名の由来は、そのゼリー状の物質が目薬となり、目のゴミを取り除く事から。
 バジル(スイートバジル)
 別名:目箒(めぼうき)、バジリコ
 シソ科メボウキ属(オキマム属)
 多年草(日本では越冬できないので一年草扱)
 原産地はインド・アフリカ
 (インド、ネパールでは神聖な植物とされる)
 中国から江戸時代に渡来
 開花時期は6月~10月


成長中のヒマワリの首振り、詳細を解明

2016-08-12 | 園芸
 米カリフォルニア大の研究チームが実験で解明した「成長途中のヒマワリは、昼は太陽光を受けて東から西へ首を振り、夜は体内時計の働きで元に戻ることが分かった」(8月5日付の米科学誌サイエンスに発表)。
 つぼみの状態のヒマワリの鉢植えを実験室に持ち込み、青色発光ダイオード(LED)の照明を太陽の動きをまねて移動させると、首を振る動きが見られた。昼は太陽光を受けて茎の東側の成長が速いために次第に西を向き、夜は体内時計の働きで茎の西側の成長が速くなって東向きに戻ることが分かった。夏至に近づくにつれて夜が短くなり、夜の成長がスピードアップすると言う。照明を16時間点灯・8時間消灯する24時間サイクルから、20時間点灯・10時間消灯の30時間サイクルに変えると、消灯時に西から東へ戻る動きが不安定になった。体内時計が乱れたためと考えられる。ヒマワリが首を振れないよう固定したり、鉢植えのヒマワリを朝に西、夕方に東を向くように手で回したりすると、成長が妨げられ、全体の重さや葉の面積が1割減った。
 成長し終えて開花期になると、障害物がない開けた場所では首が東を向いたままになる。東向きだと花が朝に太陽光を受けて早く温度が上がり、受粉を担うハチなどの虫がよく集まる効果があった。

 ヒマワリ(7月11日の撮影)
 名(ヒマワリ)の由来は、日(太陽)を追うようにその方向に花が回るから。別名も日(太陽)を追う花から”ひぐるま(日車)””にちりんそう(日輪草)”。英名は、Sunflower(太陽の花)。
  ヒマワリ(向日葵、日回り)
  キク科ヒマワリ属、一年草
  北米原産、16世紀に英国に伝わり、日本には17世紀に伝わる
  開花時期は7月~9月
  花はキク科の特徴である頭状花序(多数の花の集合)


オクラが採れ出した

2016-08-11 | 園芸
 今日(8月11日)は、2016年より制定された祝日「山の日」。趣旨は、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。8月の祝日制定はこれが初めて。
 国民の祝日
 元日:1月1日  年のはじめを祝う
 成人の日:1月の第2月曜日  おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます
 建国記念の日:政令で定める日  建国をしのび、国を愛する心を養う
 春分の日:春分日  自然をたたえ、生物をいつくしむ
 昭和の日:4月29日  激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす
 憲法記念日:5月3日  日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する
 みどりの日:5月4日  自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ
 こどもの日:5月5日  こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する
 海の日:7月の第3月曜日  海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う
 山の日:8月11日  山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する
 敬老の日:9月の第3月曜日  多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う
 秋分の日:秋分日  祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ
 体育の日:10月の第2月曜日  スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう
 文化の日:11月3日  自由と平和を愛し、文化をすすめる
 勤労感謝の日:11月23日  勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう
 天皇誕生日:12月23日  天皇の誕生日を祝う
 注
 1、「国民の祝日」は、休日とする
 2、「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする
 3、その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする

 畑は連日の陽気の良さで乾燥状態。水かけも畑作業だ。
 ”オクラ”は10本位を植え、順調に育ち、花が咲き、実が取れ出した。花は淡い黄色にワインレッドの咽部をもつ花で、花後に直立する角状の莢を付ける。花はすぐに萎む1日花。品種には、実の切り口が五角形になる品種や丸い品種などがあり、畑の”オクラ”は丸い品種の丸オクラ。食用とするオクラは若い莢で、開花から1週間から10日、長さ10~15cm位が収穫どきである。
 角オクラ:多くは莢の断面が五角形の”五角オクラ”で、六角形や八角形などもある。
     大きく成長しすぎると角が硬く食感が悪くなる。収穫は長さ10cm程。
 丸オクラ:莢に角のない(実の断面は丸型)のオクラを「丸オクラ」や「島オクラ」と呼ぶ。
     角オクラと比べ、多少収穫が遅れても硬くなり難い。収穫は15cm~20cm程で。
 赤オクラ:莢が鮮やかな紫紅色のオクラ。彩のアクセントになるサラダで食べるのがおすすめ。
 花オクラ:花が大きく、花びらを食用とする。花には実と同じように粘りがあり、生のままでサラダ、天麩羅などで食べる。
 オクラ(秋葵)
 別名:陸蓮根(おかれんこん)、アメリカネリ
 英名:okra
 アオイ科トロロアオイ属
 日本では一年草(熱帯では多年草)
 原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)
 エジプトでは、紀元前200年頃には栽培されていたと言う
 日本には中国を経て江戸時代の終わりに渡来し、本格的に普及したのは昭和40年頃
 開花時期(収穫時期)は7月~10月


喫煙者率は過去最低の19.3%、男性の喫煙率も初めて3割以下に

2016-08-10 | 健康・病気
 日本たばこ産業(JT)は、1965年以降毎年実施している「全国たばこ喫煙者率調査」について、2016年5月実施の調査結果をとりまとめた(7月28日発表)。
 1. 喫煙者率2016年5月現在の全国の喫煙者率
     2015年  2016年  喫煙人口(対前年増減)
 男性  31.0%  29.7%  1,498万人(-64万人)
 女性   9.6%   9.7%   528万人( +6万人)
 男女計 19.9%  19.3%  2,027万人(-57万人)
  注: 2016年の成年人口は総務省統計局による2016年4月1日現在の概算値を使用。
   男性5,045万人、女性5,445万人。
 2. 「毎日吸う人」の平均喫煙本数
 1日当たりの平均喫煙本数は次のとおりです。
 男性:18.5本
 女性:14.7本
(参考:2015年の平均喫煙本数は、男性18.6本、女性14.7本)
 年代別喫煙本数
    20代 30代 40代 50代 60代以上
 男性 14.3 16.5 19.2 20.7 19.3
 女性 12.1 13.8 15.5 14.7 15.4

 曇り。陽が出ないので気温が高くない、風が少しあるので散歩には快適。
 鉢に赤・白の”センニチコウ”の花が咲いている。”センニチコウ”は夏から秋まで花色が褪せず花期が長く。これから”センニチコウ”は「千日紅」と書く、花期の長さからの由来だ。花が咲き続けている様に見えるが、花に見える部分は苞(ほう、葉の一種)の集まりである。
 センニチコウ(千日紅)
 別名:千日草(せんにちそう)
 ヒユ科センニチコウ属
 1年草
 原産地は熱帯アメリカ、江戸時代前期に渡来したとされる
 開花時期は7月~11月
 花色には、紫紅・白・ピンクなどがある


第25回まんが甲子園の決勝戦で伊東高校城ケ崎分校が3度目の最優秀賞

2016-08-09 | ニュース
 第25回全国高等学校漫画選手権大会「まんが甲子園」の決勝戦が8月7日、高知市の高知市文化プラザ「かるぽーと」で行われ、静岡県の伊東高校城ケ崎分校が史上初の3度目の最優秀賞を獲得した。
 全国から参加したのは319校、1次競技を突破した15校と敗者復活戦を勝ち抜いた5校が決勝に進む。決勝のテーマは「新元素発見!」
 元素名をダジャレ風にもじったり宇宙や神様を登場させたりした力作ばかりで審査は難航。牧野圭一審査委員長は「漫画は単純に絵が上手下手じゃない。ただのダジャレに説得力を持たせられるかは、アイデアと絵のバランスに掛かってくる。入賞作品はそのバランスが見事だった」と講評。
 最優秀賞:、静岡県立伊東高城ケ崎分校
  2位:豊明高(愛知県)
  3位:宇都宮文星女子高(栃木県)
 入賞
 審査委員長賞:近畿大付属和歌山(和歌山)
 まんが王国・土佐推進協議会会長賞:松山東(愛媛)
 全日空賞:弘前実業(青森)
 高知県市町村振興協会賞:西条(愛媛)
 高知県高等学校文化連盟会長賞:備前緑陽(岡山)
 特別賞 帯屋町賞:高知南(高知) やなせたかし賞:呉武田学園武田(広島)
 その他協賛賞 eBookJapan賞:京都文教(京都)
 三菱電機賞:明徳義塾高(高知)

 早朝は雨のようだった、路面が濡れていた。1日としては晴れ、今日も暑い日だ。
 玄関前に”デュランタ”に鉢が置かれており、藤色(青紫色)に白い縁取りをした小花が枝先に垂れさがる様に咲いている。
 ”デュランタ”の仲間は約30種程が知られており、品種には観葉植物的な品種と花木的な品種があり、この種は後者の品種かな。園芸品種が多数出回り、代表品種は「花色が濃い青紫で、花弁に白い縁取りが入る」宝塚(Takarazuka)と言う。
 この他には、白花を咲かせる:アルバ(Alba)、薄紫色のタイワンレンギョウ(台湾連翹)とも呼ばれる:ジュランタ・レペンス(Duranta repens)、葉に斑が入る:バリエガタ(Variegata)などの品種がある。
 デュランタ
 別名:針茉莉(はりまつり)
 クマツヅラ科デュランタ属(ハリマツリ属)
 半耐寒性常緑低木(樹高は2m~6m)
 原産地は南アメリカ
 開花時期は4月~11月
 花は径1.5cm前後
 花色は藤色(青紫色)、赤紫、白
 花後の果実は径0.7cm位で、色は艶のある濃黄色


人工知能(AI)ががん治療法助言、白血病タイプを見抜く

2016-08-08 | 科学・技術
 膨大な医学論文を学習した人工知能(AI、artificial intelligence)が、診断が難しい60代の女性患者の白血病タイプを10分ほどで見抜いて、東京大医科学研究所に適切な治療法を助言、女性の回復に貢献していた(8月4日発表)。
 AI(artificial intelligence)は物事を学習し、考える能力を持つコンピューターのプログラム。使われたのは米IBMの「ワトソン」。東大とIBMは昨年から、がん研究に関連する約2千万件の論文をワトソンに学習させ、診断に役立てる臨床研究を行っている。
 女性患者は昨年、血液がんの一種である「急性骨髄性白血病」と診断されて医科研に入院。2種類の抗がん剤治療を半年続けたが回復が遅く、敗血症などの危険も出た。そこでがんに関係する女性の遺伝子情報をワトソンに入力すると、急性骨髄性白血病のうち「二次性白血病」というタイプであるとの分析結果が出た。ワトソンは抗がん剤を別のものに変えるよう提案。女性は数カ月で回復して退院し、現在は通院治療を続けていると言う。
 ◆二次がん(二次性発がん)
 二次がんとは、がんの治療として受けた抗がん剤や放射線治療により別のがんが二次的に発生してしまうこと。特に放射線治療では発がん性のある放射線を浴びることになるので、白血病などの二次がんが発生することがある。

 今日の午前は晴れ~曇り、午後から雨~曇り。七夕祭りの3日間に1日は雨に会う、とのジンクスは今年も当たった。
 早朝は雲が多かったので、朝焼けが綺麗だった。

 散歩で見た”キョウチクチウ”の花。花は五弁花でとても薄い花弁、花色はピンク色で蕾は紅色。花色には赤・紫紅・白色があり、八重もある。名(キョウチクチウ:夾竹桃)の由来は、葉は竹の葉の様に細くて花は桃に似ているからと言う。
 ”キョウチクトウ”は道路沿いの並木や公園樹として植えられる。大気汚染に強く強健で育て易いからと言う。優れた園芸植物ではあるが毒性がある。花・葉・枝・根・果実と全てに毒性(経口毒)があり、燃した煙や周辺土壌にも毒性がある。毒は強心配糖体のオレアンドリン(oleandrin)などで、オレアンドリンの毒性は青酸カリよりも強く、致死量は0.30mg/kgとされる。
 ”キョウチクチウ”には思い出がある。20年程前に転勤で大阪・吹田市に住んでおり、佐竹台の通りの街路樹が”キョウチクトウ”で花がいつも綺麗に咲いていた。この花を見て通勤するのが楽しみだった。
 キョウチクトウ(夾竹桃)
 別名:半年紅(はんねんこう)、目膨木(みふくらぎ)
 キョウチクトウ科キョウチクトウ属
 常緑低木~小高木
 原産地はインド、中国を経て江戸中期に伝来
 開花時期は6月~10月
 花径は数cm、花弁は左右非対称で船のスクリューのようにねじれた形
 花色は赤・紫紅・桃・白、八重もある


帰省手土産、父母とも嬉しいのは「ケーキ」

2016-08-07 | 旅行記
 飲食店検索サイト運営大手ぐるなびの調査、「帰省した子供夫婦からもらってうれしい手土産は」。調査は7月上旬にWebで実施し、子供世代1000人、父母640人から回答を得た。
 調査結果は、1位は父母とも「ケーキ」で、父は25%母は34%が選んだ(調査は複数回答)。ただ、50代以下の父の3分の1が「別の品がよかった」と思ったことがある。また、地域性があり、1位ケーキは関東・近畿・中国・四国に住む父母で、北海道・東北は「魚介や魚介加工品」、中部は「焼き菓子」、九州は「カステラ」がトップだった。
  父は、2位が日本酒:23%、3位は肉や肉加工品:21%
  母は、2位がマドレーヌなどの焼き菓子:29%、3位はまんじゅう:22%
 手土産の平均価格は2633円で、父母が希望する価格の平均2373円と大差はなかった。しかし地域性があり、北海道・近畿の父母は3000円以上、中国・四国では5000円以上を望んでいた。

 今日も天気は快晴。例年、仙台七夕の三日間(8月6・7・8日)の内1日は雨となる、とのジンクスがある。今年はハズレかな。七夕は、伊達政宗が仙台藩主だった400年以上前から続く夏祭りで、期間中220万人の人出が予想される。
 公園端の空き地で、”ナツズイセン”が咲いている。名(ナツズイセン:夏水仙)は、葉・球根が水仙(すいせん)似で、夏に花が咲くからと言う。この花はヒガンバナ科なので、花期には葉がない。この様な花茎と花だけの姿から、”裸百合(はだかゆり)”とも呼ばれる。「リコリス:Lycoris」とも呼ばれるが、リコリスは学名の”Lycoris(ヒガンバナ属)”なので、彼岸花・狐の剃刀・夏水仙などの総称でもある。
 ナツズイセン(夏水仙)
 別名:裸百合(はだかゆり)、リコリス
 学名:Lycoris squamigera
 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
 多年草(球根植物)
 古い時代に中国から原種が渡来した
 開花時期は8月、1月ほど後に”ヒガンバナ”が咲く
 春にスイセンに似た葉を出し、夏に枯れる
 葉が枯れると花茎が伸び、ユリ様の花を数個つける
 花色は淡紅紫色


DNA鑑定の血縁判定向上、おじ・おば・いとこも確認

2016-08-06 | 科学・技術
 京都大の玉木敬二教授(法医学)のチームは、「離れた血縁関係を高精度で判定できる新しいDNA鑑定法を開発した」と発表した。新DNA鑑定法は、従来は難しかった祖父と孫、おじとおい、いとこ同士などの離れた血縁関係を高精度で判定できる。
 現在、警察などで広く使われている鑑定法は、DNAの15ヵ所を特徴点として比べている。2人の血縁関係は親子、きょうだいまでしか完全には判断できない。
 研究グループは、DNAの配列上のわずかな違いを約17万ヵ所検査。検査結果を新たに開発した「染色体共有指標(ICS)」と呼ぶ指標を活用して、検査すると2人が血縁関係にあるか評価できる。染色体共有指標(ICS)は、血縁関係によって異なる染色体の同一部分の長さに着目し、その合計値の大小を算出して判断する。この方法で、親子や兄弟、叔父叔母、いとこまでは99.9%以上、またいとこでも93.9%の確率で判断できた。
 チームによると、頬の内側から採取したDNAは鑑定がしやすい。だが、遺体の身元確認の際に採取される爪や歯、骨は長期間経過しているとDNAが壊れていることが多く、今回の解析手法をすぐには使えない。今後改良していくとしている。

 今日の天気は快晴。とても暑い。
 畑には日照りでも元気な雑草”スベリヒユ”が繁茂している。良く見たら枝先に黄色の小さな花を咲かせている。花は朝早く咲き、昼頃には萎む。花が咲いている時間はとても短いようだ。
 葉は少し厚くて丸っこい、若葉は食用になる。茹でると独特のぬめりがあり、すべすべする。このスベスベから”スベリヒユ”との名がついたとか。名の由来には、葉っぱが滑らかなところから、との説もある。山形県では”ひょう”と呼ばれ、茹でて食べる山菜のひとつである。
 因みに、同属に「花滑りひゆ」があり、学名に由来した”ポーチュラカ”と呼ばれる。
 スベリヒユ
 別名:蜻蛉草(とんぼぐさ)・・葉の形がトンボの様
    五色草・・根が白、茎が赤、葉が緑、花が黄、種子が黒 より
 学名:Portulaca oleracea
 スベリヒユ科ポーチュラカ属(スベリヒユ属)
 一年草
 原産地は不明、自然帰化植物と考えられる
 開花時期は7月~9月
 枝先の葉の中心に黄色の5弁花、花径は数mm
 果実は熟すと上部が取れる蓋果で、沢山の細かい種子を持つ


シルバー世代の小遣いは2万6820円、30年前は2万8830円

2016-08-05 | 日記
 博報堂生活総合研究所の調査で、シルバー世代(60歳~74歳)の小遣いは30年前より少ない、こんな結果が出た。同研究所は、1986年からシルバー世代(60歳~74歳)を対象に10年ごとにほぼ同じ質問内容で対面式の調査を続けている。今回は今年2・3月に首都圏の男女700人から回答を得た。
 シルバー世代(60歳~74歳)のこずかい
  1986年:2万8830円
  1996年:3万3450円
  2006年:3万1620円
  2016年:2万6820円
 これより
  先の見通しが暗い-と答えた人:46.7%(10年前から0.3%増、30年前から15.1%上昇)
  今欲しいもの-として:40.6%が「お金」、15.7%が「幸せ」

 今日も晴れの良い天気。雨が降らないので、畑に通いの水運び。・・暑い。
 跨線橋の下の花壇で、”カンナ”が咲いている。背が高く大きな花なので見応えがある。現在観賞用に育てられているのは、江戸時代前期に渡来したカンナ・インディカ(和名:ダンドク)や様々野生種を掛け合わせてつくられた園芸品種。通称”ハナカンナ”と呼ばれ、1000種以上が知られていると言う。
 カンナ
 学名:Canna indeica hybrid
 別名:ハナカンナ(花カンナ)、ダンドク、Canna lily(カンナ・リリー)
 カンナ科カンナ属 (単型科:1科1属で構成)
 原産地は熱帯・亜熱帯アメリカ
 草丈は50cm~250cm
 開花時期は7月~10月
 花径は10cm程、花色は赤・白・桃・黄・薄黄・橙などや複色


「日本の石」を選ぶ、鉱物科学会が11候補発表

2016-08-04 | 地質
 日本鉱物科学会は、「日本の石(国石)」を選ぶことを決め、水晶など11種の候補を発表した。今後、一般からも候補を募ったうえで、9月の学会総会で会員の投票で決める。
 候補の石は、一般からの追加提案も可能だが、選考対象になるのは、日本で広く知られた国産の石で、鉱物科学や地球科学の分野にとどまらない世界的にも重要性を持つ石。学術的な位置づけを検討したうえで候補に加えるかどうかを決めると言う。
 ◆国石候補
 1、花崗岩(花崗岩質岩およびそのペグマタイト)
 2、輝安鉱
 3、玄武岩
 4、黒曜石(黒曜岩)
 5、桜石(菫青石仮像)
 6、讃岐岩(サヌカイト)
 7、自然金
 8、水晶(とくに日本式双晶をもつ水晶)
 9、トパーズ
 10、ひすい(ひすい輝石およびひすい輝石岩)
 11、無人岩
 因みに、日本地質学会が5月10日に、47都道府県で産出する特徴的な岩石・鉱物・化石を1つずつ選び、計141種類を「県の石」(都道府県の石)として認定したと発表した。石の選定は初めてである。

 朝から晴れ上がった良い天気。気温もぐんと高くなった。
 畑のお隣さんのお隣さんの畑、”ノボロギク”の花が満開で絨毯の様に広がっている。と思ったら、”ノボロギク”ではなく、”ダンドボロギク(段戸襤褸菊)”。頭花は茎上に直立する淡黄色の筒状花のみで、大きく開くことはない。長い白色絹毛の冠毛の痩果(そうか)は小さく、風で散布される。
 ”ダンドボロギク””ノボロギク””ベニバナボロギク”は名前が似ているが違う属である。いずれも帰化植物である。
 ダンドボロギク:キク科タケダグサ属 ノボロギクにある頭花の黒い小苞はない
 ノボロギク:キク科キオン属
 ベニバナボロギク:キク科ベニバナボロギク属 頭花が朱赤色で、下向きに垂れ下がる
 名(ダンドボロギク:段戸襤褸菊)の由来は、帰化植物であるが愛知県段戸山で最初(1933年)に発見されたから。
 ダンドボロギク(段戸襤褸菊)
 キク科タケダグサ属
 一年草
 原産地は北アメリカ
 開花時期は8月~10月
 頭花は円錐花序に沢山つき、雌性の糸状花と両性の筒状花からなる


今年前半の世界平均気温が過去最高を記録

2016-08-03 | 環境
 米海洋大気局(NOAA)は、今年前半(1月~6月)の世界平均気温が14.55℃となり、信頼できる記録が残る1880年以降最高を記録したと発表した(7月19日)。
 今年前半の平均気温は、
  産業革命が進行した19世紀末の気温より1.3℃高く
  20世紀の前半(1月~6月)の平均気温より1.05℃高くの
  これまで最高だった昨年を0.2℃上回った。
 また、6月の平均気温は16.4℃と6月の観測記録としては最高となった。
 NOAAと別の手法で解析した米航空宇宙局(NASA)も同様の傾向を発表し、「地球温暖化による影響が出ている」と分析。

 朝から曇り、時々晴れ。日が射せば暑い。
 道沿いの空き地。花が咲いている、茎先に長い円錐状の花序で花・蕾が沢山付いている”ハナトラノオ”。この花穂の形が虎の尾に似ているのを”トラノオ”と呼び、花が美しいので ”ハナトラノオ(花虎の尾)”となったと言う。名が”○○トラノオ(○○虎の尾)”の花には、蓼(たで)科の伊吹(いぶき)虎ノ尾・春(はる)虎ノ尾 、桜草(さくらそう)科の岡(おか)虎ノ尾 、ゴマノハグサ科の瑠璃(るり)虎ノ尾などがある。科が違うのに結構似た形がある。
 花は長さ3cm程の唇形で、角の4隅4列に花列となり花穂を咲き上がっていく。別名で”カクトラノオ(角虎の尾)”と呼ばれるが、これは茎の断面が四角形(4隅に花列)から。因みに、花言葉は達成。
 ハナトラノオ(花虎の尾)
 別名:角虎ノ尾(かくとらのお)、フィソステギア(学名から)
 学名:Physostegia virginiana
 シソ科ハナトラノオ属
 宿根草
 北米東部原産、大正時代に渡来
 開花時期は7月~9月
 花は長さ3cm程の唇形の花。これが4列となっており、花穂を咲き上がる
 花色は桃紫色~白色



国際化学オリンピックで金1銀3獲得、日本代表全員がメダル

2016-08-02 | ニュース
 文部科学省は、ジョージア(グルジア)で開かれた「国際化学オリンピック」で日本代表4人全員がメダルを獲得したと発表した(8月1日)
 本年(2016年)は67ヵ国・地域から264人が参加した。国際化学オリンピックは1968年に始まり、日本は2003年から参加した。2021年は大阪府で開催される。
 金メダル
  海陽中等教育学校5年の坂部圭哉さん(16)
 銀メダル
  筑波大付属高3年の秋山茂義さん(17)
  灘高2年の海士部佑紀さん(17)
  灘高2年の平翔太さん(16)
 メダルの授与は参加者全体の順位による
  金メダル:参加者全体のトップ8%
  銀メダル:参加者全体のトップ25%
  銅メダル:参加者全体のトップ50%

 朝は曇り、午後から晴れ、日が射せば暑い。
 新しいお店が今日(8月2日)から開業、なのでお店前には沢山の花輪が飾られている。立ち止まって見ていたら、「明後日には持っていって良いよ」とのお声。明後日が楽しみ。
 開業祝いの”お花”の写真