平成30年度入学生を追加募集します。
願書〆切は27日です。
詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
漁師になりたいなぁ...と思っている、あなた。
どんな漁業があって、必要な技術を学び、好きな漁業を紹介してくれる。
そんな、漁師になるために全部そろった学校が漁業学園です。
自転車の補助輪を外す勇気をだして、学園に来てください。
全国放映された海と日本プロジェクトのCMをテレビで見れなかった人に朗報!
YouTubeにアップされましたよ。1080Pの高画質で見てください!
https://www.youtube.com/watch?v=5EnPWBobwLM
新年度が始まるまでの期間を利用して、卒業作文を紹介しています。
今回で、第五弾です。
愛知県出身。高校を卒業して学園に来ました。
「超」がつくほど、まじめな生徒でした。
焼津のサバ棒受け網漁船に就職します。
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自分は昨年漁業高等学園に入学しました。
自分は中学生の頃TVを見て、その時に地元の水産高校の特集をやっていました。
自分と年齢があまり変わらない人達が海の世界で努力している姿に憧れ、漁師になりたいと思い入学しました。
漁学での一年間は今まで一番濃い一年だったと思います。
四月はロープワーク実習から始まりました。
ロープワークは難しく、今までやった事がなかったので覚えるのには苦労しました。
一年たった今では、ほとんどの結びができるようになりました。
一年前は自分にはできないと思っていたことができるようになっていました。
やはり続けることで覚え、できるようになると感じました。
実習*1ではロープワークが船にとって重要なものだとわかりました。
6月の実習ではカッター訓練をしました。
カッターは想像よりもこぐ力が大変でした
カッターをするたびにマメができた事を覚えています。
自分はこぐのが下手で他人に負担をかけていたと思います。
しかも、何度もやるうちにタイミングや力の入れ方がわかってきて上手にこぐ事ができるようになりました。
様々な実習をしましたが、一番記憶に残っているのが一ヶ月の遠洋航海実習です。
一ヶ月間海で他人と生活するという経験がなかったので人間関係などの心配事がありました。
乗ってみると水高の生徒とも仲良くできたのですぐに心配事ではなくなりました。
実際に大型船に乗ってみて、悩まされたのが船酔いです。
船酔いは中々治らず、しょっちゅうトイレで吐いていました。
船酔いの中の作業は辛く、作業が全く手につきませんでした。
しかし、五日ほどで船酔いになれ、作業もカツオを釣るのも苦ではなくなりました。
当直中には船員さんとも話し、アドバイスなどをもらう事ができました。
自分にとってこの一年は様々なことを学んだと共に自分自身が成長できた一年だったと思います。
*1 遠洋航海実習のこと
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乗船実習の苦労が書いてありますが、一番頑張った生徒として下船式のあいさつをしてもらいました。
この作文には、大事なことが書かれています。
ロープワークは難しく、今までやった事がなかったので覚えるのには苦労しました。
一年たった今では、ほとんどの結びができるようになりました。
自分はこぐのが下手で他人に負担をかけていたと思います。
一ヶ月間海で他人と生活するという経験がなかったので人間関係などの心配事がありました。
乗ってみると水高の生徒とも仲良くできたのですぐに心配事ではなくなりました。
誰でも、最初は自転車に乗れません。
転ぶことがあっても、練習するうちに乗れるようになります。
その練習期間は1日かもしれないし、1週間かもしれない。
でも、乗れるようになってしまえば、練習期間が1日だろうと、一週間だろうと、どうでも良いのです。
転ぶのが怖く補助輪を外さなければ、いつまでたっても乗れるようになりません。
学園の1年は、自転車に乗る練習期間と思ってください。
あきらめずに1年がんばれば、全員が技術を身につけることができます。
学園生は寮生活で、集団生活の練習をしています。
だから、乗船実習でも水高生とすぐに仲良くなれるんです。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
4月から、スクールカウンセラーに来ていただくことになりました。
これも、学園では初の試みです。
先日、カウンセラーの方にお会いしてきました。
お話しを伺うと、「なるほどなぁ」と思うことがたくさんありました。
学園の職員はカウンセラーの資格はもちろんありませんし、教員免許さえありません。
教育者としては素人です。
カウンセラーは専門家として、対処の仕方を良くご存じであると感服しました。
生徒との面談により、
「この生徒には、こう接すると良い」
と職員にもアドバイスをいただけることがわかりました。
学園生のほとんどが、初めて親元を離れ、初めての寮生活になります。
我々からするとみんな二週間くらいで寮生活に慣れます。
これは、生徒の卒業作文からもわかります。
でも、入学生は不安を抱えています。
カウンセラーがくることで、生徒の不安が少しでも軽くなることを期待しています。