北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

金沢一彦銅版画展(9月12日まで)

2006年09月11日 05時09分27秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 金沢さんの銅版画は、想像上の動物みたいのや、丸っこい人物などが登場して、ほんとに心温まる世界です。個展は毎年ひらいていますが、今回は、お買い得の小品が多いのと、「中学生に教えているうちにやみつきになった」という粘土製のマリオネットが16体ほど出品されているのが特徴です。  マリオネットは、顔が2種類ある雪女とか、セイレーンとか、阿修羅とか、人間じゃないものが多いです。もちろん、かんたんな操作で手 . . . 本文を読む

山本祐歳 Metamoric Animal X(9月12日まで)

2006年09月11日 05時08分53秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 動物と人間を融合した木彫を制作し、それを或るシチュエーションのもとで写真に撮るという作品を発表し続けている北広島の山本祐歳さん。…と、ことばで言っても理解しづらいかもしれませんが、この会場写真を見れば、なんとなくわかるのではないかと思います。ジャズを歌い、楽器を弾くネコたち。そして、ポスターかジャズの雑誌の表紙のように、それらを撮影することで、現実と虚構の境界を揺さぶる複雑な作品になるというので . . . 本文を読む

守繁栄徹・徹父子展、谷和行ガラス展(9月11日まで)

2006年09月11日 05時07分57秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 萩焼とガラスをおなじエントリであつかうのもわれながらどんなものかと思いますが、いっしょの会場でひらかれているので、まとめて書くことにします。  「萩焼 守繁栄徹 喜寿陶歩 徹父子展」と名づけられた展覧会は、萩焼なので当然茶器が中心です。  栄徹氏の井戸茶碗は、やきものに疎い筆者の目から見てもすばらしいものだと思います。高台のかいらぎ、垂れかかる灰白の釉薬などの景色は、見ていて飽きません。値段も素 . . . 本文を読む