まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春めいて 寺の瓦も 苦笑い

2012年03月10日 | 自然ありのままに

 今日は穏やかな春らしい天候になった・・・。雨も上がったし、風も凪いだので・・・朝の散歩に出た。 昨年の秋頃から・・・散歩らしい散歩はできずにいて、もっぱら・・・犬の散歩につきあう程度だったし・・・。

 

 昨夜までの雨で・・・あたりはしっとりとしているが、散歩をしていても誰にも会わない。まるで眠ったような石の島・・・。

 

 およそ・・1時間ほどの集落内の散歩から戻った時、携帯電話が鳴った。見覚えのない電話だったが出てみれば、昨日、FAXでレキ墓資料を送った市の担当者だった。レキの墓に関する事項を箇条書きにしたのだが、まだ、不審らしい・・。その説明をしていたら・・・お昼になった。

 

 今日もおうどん・・・。卵ハヤシうどん。昨夜は少しばかり・・・日本酒を飲み過ぎたからということで、胃にやさしいおうどんということで。どこがやさしいのかはわからないのだが・・。

 で、午後からは・・・もう少し運動を・・ということで、隣の集落の「立石浦」まで行って来ることにした。

 

 我が家から東に100mほど歩くと、この・・・「英国士官レキ之墓」がある。明治一辰年十一月七日とだけ刻んである。そこから・・・旧道沿いに歩いて行くと・・・広島神社があり、共同墓地があり、旧住宅街を抜ける・・・。

 

 この舗装が切れた所から・・・旧の立石道に進む。昔は海岸線には道なぞなくて、この山道を超えて歩いたらしい・・・。この・・左手の祠も・・・お大師まいりの接待場所となる札所の一つ。

 

 こういう山道を進んで・・・隣の集落に行く・・・。途中、何カ所かは笹や雑草が伸びてはいるが問題なく歩いて行ける。

 

 途中から見えた・・・江の浦港の風景。停まっている船が高速艇の「ニュービサン」。正面上部がしわく富士の王頭山。

 

 で、江戸時代後期に廻船問屋で栄えた「尾上(おのえ)邸」。重文でもなんでもないが、評判の住宅。内部は非公開。

 

 これは、尾上家が檀那寺として崇敬した「神光寺」。今月末の・・・「廣島霊場開基百周年法要」では最後の法要場所となるところ・・・。

 今度は・・・普通の海岸線の循環道路を戻ってくる・・。

 

 これは・・・江の浦港にある「いろは石の島」記念塔。この島の道路沿いに・・・い・ろ・は・・・・という順番で格言みたいなことば刻んだ石が置いてある。その完成記念碑・・・。

 

 民家の庭先にあった・・・キンセンカ。いよいよ春だなぁと思う色合いだ。

 

 広島神社の桜の木には・・・少しばかりだが蕾が桃色をにじませている。でも、これが開くのはまだまだ先になりそうな雲行き・・・。

 

 そんなこんなで・・・暮れた一日。明日はいよいよ・・・東日本大震災忌。

 

 今日の掲示板はこれ。「一本の野の花も いのちいっぱい生きている」。私たちだって、一本の野の花に似たいのちだ。この与えられた今のいのちを せいいっぱいに生きていかねば・・・と思う・・今日このごろ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


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