KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

2010年04月14日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

昨日の散歩途中に湧水のそばの農家で今年の筍の出来具合を聞いた。毎年、そこで買うのを楽しみにしている。
もう掘っていて、昨日は時間も遅かったので大量の予約の分しか残っていないとのこと。朝9時なら掘ってすぐに出す、というので散歩がてら夫に買いに行ってもらった。
2本で500円ナリ。値段は別として、まだ土が濡れていて、筍も湿っている。夫が帰るまでにお湯を沸かしておき、帰ったらすぐに茹で上げた。茹でる前にコンパクトデジで写真を撮ったのだが・・急いだらブレ写真になってしまった。

筍は、堀りたてほど美味しいものはない。この味を知ってしまうとスーパーの乾ききった筍を買う気にはならない。
昼にはスライスしてラーメンに入れた。
夜は煮物と、姫皮の細切りに若布を加えてのかつおぶしまぶし。
明日の朝は筍ご飯にして残りは昼食におにぎりにする予定。

3年前にこんな句がある。  

術後1年筍を煮てをりぬ KUMI

結社誌の巻頭の中のひとつになって、主宰からかなり褒められて恐縮した。
その1年前の4月に乳がんの手術をして、抗がん剤で体はボロボロになって、髪がやっと生え戻ってきた頃。桜を見られる、筍をまた食べられる・・それがとっても嬉しかった。主宰に病気の話を詳しくした覚えはないけれど、それでも解って貰えた句だ。

来週は4年目の検査週間になる。今年も、筍の生命力をありがたく頂いて乗り切ろう。

初ものの筍いのち繋ぎきて KUMI

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする