KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

東山魁夷展へ

2018年11月02日 | お散歩写真
天気 晴

ようやく、新国立美術館の魁夷展を見に行くことが出来た。


長野の善光寺のそばにある長野県美術館の魁夷館を見ているので殆どの画は初めてではない。
大好きが昂じて、勤めていた頃に画集7巻をそろえてあるので、写真でなら家で殆どの画を見ることも出来る。でも、実物で見るあの神秘的な青緑色は心が鎮まる。
東招提寺の壁画が全て展示されているのも圧巻だった。

と、ため息の出るような時間を過ごし、ちょうど正午。かなり疲労して昼食を・・と思ったら、館内のカフェもレストランも長蛇の列。三階のソファで休んで外を眺めるとこんな風景。


行きは大江戸線で六本木で降りたので、その駅周辺へ行けば何か食べられるかも・・と思ったが、何しろ時間が時間、どこも混雑しているだろう。根性と体力のない夫婦は、とても行列に加わっての昼食は無理なこと。
考えて出た結論は、東京の田舎住まい故のもので、美術館から直結の地下鉄・乃木坂駅から小田急線直通で登戸へ出ること。
その駅前に美味しい蕎麦屋があるのだ。1時過ぎにありついた鴨蕎麦、美味しかった。


朝、出かける時は、昼食のあと美術館のハシゴでも・・と思っていた。サントリー美術館で京都醍醐寺の仏像などの展示がある。
結局、美術展を一つだけでも疲れてしまう・・という情けないトシになっていることが解った。美術展だけで疲れたというよりも、いつものJRから新宿の雑踏を抜けての地下鉄への乗り換えでかなり疲れた。滅多に地下鉄には乗らない東京の田舎暮らし、地下深く深く潜っていくエスカレーターにうんざり。久々の都心の風景を撮ろう、と持参したカメラは使わずに終わった。
10年前はこんなことは感じなかったのに・・と改めて高齢者を自覚した日。

魁夷展見にゆく街の空澄めり  KUMI
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする