無関心？

天気　晴のち曇

朝、久々に富士山が見えた。でも、この時期にはあるまじき暖かさが続いているので空は春霞のような。それでも、富士山を眺めながら洗濯物を干すのは気分の良いものだ。

という日、昭和記念公園の紅葉は今年は早い、と聞くので今日は賑やかかな・・などと思うだけの日曜日。
午後、買い物に出て、いつも家に居ればコーヒータイムになって、頭がぼんやり。コーヒー中毒のようなので一日一回は飲まないと脳がいうことを聞かなくなる。
ということで、いつものカフェに入ったら・・とんでもないものを見ることになってしまった。


左手にあるカウンターでコーヒーを受け取って座った席のちょうど向こうに、買い物をした何かの入っているらしい袋が落ちていた。
ようやくコーヒーにありついたばかり。袋の左には背を向けて若い女性、右には若い男性が座っていて、どちらかの物と思われた。すぐに持ち主が気づくか、通路なので空席を探す人が気づくはず・・と、眺めながらコーヒーを飲み始めた。ところが・・
奥から、席を立って店を出る若い男性が袋をまたいだ。あらまあ、と思っていると、今度は新しく入ってきたスーツ姿の男性が、これも袋を避けて席についた。まさか、と思いつつも今度は3.4歳の女の子を連れたお父さんが席を捜しに来たので拾ってくれるかな、と思ったら、これもまた、袋をまたいだ。子供も、お父さんを真似て踏まないように避けて通った。
もう、気になってゆっくりしていられない。仕方なく立ち上がり（私の席からは3ｍくらい離れていた。写真はズームで撮ってある）袋を手にして、
「この袋、どなたのですか、さっきから踏まれそうになっていましたよ」と少し大きな声で。
「あ、僕です。スミマセン」と、右側に座ってスマホを眺めていた男性が・・椅子に置いたデイバッグの上に置いていて転げおちたらしい。スマホに夢中で気づかなかった？　でも、そんな彼が悪い訳ではない。

なんだかねえ・・最近の若者は周囲に無関心とは言うけれど、こんなものかしらん？と思ってしまった。いずれ本人が気づくのだからほっておくのが今風なのだろうか、とも。おせっかいバアサン、と思われた？
折角のコーヒータイムがちょっとくつろげなくなった。

小春日の誰も拾はぬ落とし物　　KUMI