KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

生きる、って大変

2021年10月28日 | 俳句
天気 晴

ようやく爽やかな秋の空と空気になった。といっても、理想の小春日には遠くてちょっと風が冷たい。ま、午前も午後も病院の私には天気はどうでも良いようなもの。それでも、気の滅入るような天気よりはるかに良い。
検査のための採血、今日は二つの科の診察があるのでどちらも検査が必要で、6本も!私は採血する人泣かせ。血管が細くて出ない情けない体質の上に6本分とは時間がかかる。我慢我慢。指を力まかせに長時間握り締めていたので、夕食時間に箸を持ったら指が攣ってしまった。
今は、パソコンのキイボードも打てるようになったけれど、こんな経験は初めてだ。
年をとると、こういうこともあるのか、と。

治療の飲み薬は続けることにした。副作用は何とか耐えられる範囲内だった。我慢我慢ですよ、病気との闘いは。でも(もう闘う体力ないから)ダメなときは白旗上げて良い、とドクター。
生きる、って大変。最近、つくづく思う。ここに入居している人たち、90才なんて珍しくもない。でも、95歳過ぎるとやはり大変、なのだという。大病はなくても足腰は弱くなり、認知症とまでは診断されなくても何かをするのが面倒になり、一日暇を持て余し、子供も老齢になって「車の運転をやめようかと言い始めた」などということもあるらしく、会いにくるのも稀になり・・などという話も聞いた。
認知症の方の年齢は殆ど知らない。私よりも若い人も居るが、90歳は過ぎている人が多いようだ。「認知症になったほうが幸せそうね」と、90歳過ぎた方が言う。ほんと、長く生きるって大変なことだ。どんな生き方をしてきた人にも。

秋寂ぶやPCR検査所も  KUMI
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6 コメント

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Unknown (小父さんK)
2021-10-28 22:05:16
>ようやく爽やかな秋の空と空気になった

気持ちいいですけど、こんな日々も束の間なんでしょうね?

>夕食時間に箸を持ったら指が攣ってしまった。

そんなことが起こるのですか。

>ダメなときは白旗上げて良い、とドクター

困りますね~(笑)

>生きるって大変

勉強になります。

>大病はなくても足腰は弱くなり、認知症とまでは診断されなくても何かをするのが面倒になり、一日暇を持て余し

なるほどですね~、覚えておきたいです。

>「認知症になったほうが幸せそうね」と・・・

私の4つ上の姉が施設に入って10年経ちますが、東京の息子の子や、いわき市の娘の子が時たま会いに来てくれるからか「楽しいよ」と福岡の姉に言ったそうです。
たぶん、現在は重い認知症のようですが・・・。

>長く生きるって大変なことだ。どんな生き方をしてきた人にも。

このような話はなかなか聞くことができないので貴重です。

有難うございました。
返信する
小父さん、最近は長命も罪に思われて・・ (KUMI)
2021-10-29 15:45:42
年金問題とか人口の年齢構成とか、テレビで見すぎかもしれません。
私にはもう、あまり関係ないことなのに・・
後期高齢者保険が大赤字、と聞き、健康診査はやめれば?と思いましたよ。
100歳を目出度い、と言ったのは稀有なことだったからですよね。

お姉さま、きっと幸せなのでしょうね。
人生の最終章になると考えねばならないあれこれ、それがなかったら・・
ここに居る方たち、認知症の方の方が良い笑顔に見えることがあります。
返信する
Unknown (キャサリン)
2021-10-29 15:57:31
私も血管が細くて看護士泣かせのタイプです
出すのも入れるのも時間がかかります
それに血管が浮かないタイプ
先だってもCTを取ることになり、造影剤を
入れるのにビビりました
以前やはりCT検査で造影剤が入らず
台に横になっていたのに、いったん止めて
別室で暖めたタオルを渡されたことがあります
やっと台に戻ってもダメで、人が入れ替わって
やっと3人目でOKとなりました
又、仕事人の時、赤十字からの要請で献血に
会社から幾人か行ったことがあり【O型】の
私は全部に当てはまるので、3回ぐらい
向かえのバスでつれていかれたことがあります
その時もひとの1.5倍時間がかかり
皆を待たせていました
点滴も血管痛があるので、ものすごく
時間がかかりますし
病院での検査でも、兎に角血管が浮かないからか
プスプスあちらこちらに針を刺されて
結局元に戻るなんてことも何度か・・・(@_@)
そんなこんなで、血管注射は完全にトラウマに
なってしまっています
掛かり付けの医者の所のベテランの看護士は
とてもうまくて、すぐ見つけて4本を
さっさと採ってくれます
そこを掛かり付けと決め20数年も通っている
要因の一つですね(^_-)-☆
返信する
キャサリンさん、冬は辛いですね (KUMI)
2021-10-29 18:54:53
同じですねえ、入院中に点滴針を入れるのもひと苦労でした。
新人看護師が全くダメで、次にベテランが、それでもダメで「名人」という人が来ましたっけ。
確かに辛いのですが、大変な時にはいちばん痛かった病気のことを考えます。
なにしろ、4ヶ所も術痕を持つ身なので、痛い眼にはたくさん遭っています。
それに比べれば検査の針なんて・・
ということですが、血管も老化していますから、これからどうなるのでしょう?

これから、寒くなると又大変ですね。
昨日は、待っている間、一生懸命にマッサージで温めました。
効果なし、でしたけれど。
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何処に暮らしても (ふきのとう)
2021-10-30 08:25:28
「何時かは黄泉へ」ずうっと先と思っていた現実が目の前に迫りましたが、良い方法があればいいのですけれど、どうやらお医者様でも正解が無いようですので「成るようにしかならない」と。黄泉へ行く以外の目先のことを消化しています。夕飯は何を食べようか、明日は草取をしよう、そろそろケーキが食べたくなったから買いに行こう、私の目先のこととは、そんなくだらないことです。
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ふきのとうさん、普通がいちばん (KUMI)
2021-10-30 10:49:05
お一人暮らしの大変さも解りますのでご苦労もあると思います。でも命を縮める病気も、認知症もなくて足腰に支障もないのは、何よりです。いつ何があるかは解りませんけれど、今したいことが出来て句会にも行ける・・楽しんでくださいね。永遠に「今の安穏」は続きませんので。
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