KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

台風待ち

2024年08月16日 | 俳句
天気 雨

大型台風がこれから房総半島沖を通るのだそうだ。こちらまでさほどの影響はないと思うが、すでに前を通るJRの路線は不通箇所が出ている。大雨のせいだろう。
4年前のブログを見たら、同じようなことの書かれた日々だった。写真のキジバトは、その4年前の8月16日に珍しくベランダへ来たもの。いつもはマンションの庭を歩き廻り餌をあさっていた。


キジバトは可愛くて大好きだった。これを、ドバトと同じと思っている人たちが世の中にはたくさん居る。許せない。声も羽の色も食べ物も全く違う。
私は土鳩はヘビの次くらいに大嫌いなのだ。


この年の夏(2020年)はコロナの真っただ中。私は病気が色々見つかって一人暮らしをそろそろ畳む必要性に迫られていた。
でも、たった4年前のことだ。今になって考えれば、猛暑は同じでも、少しの涼の間に公園へ出かけたりしている(マスク不要で歩けるのは公園くらいだったから)何だか、その4年で萎んでしまった自分が情けない。

一昨日のショックを昨日から引きずっていて、あまり部屋の外へ出たくない。どうせ台風の影響で気分すっきりしない日、籠るしかないのが有難いような・・
などと甘えていたら、昨日15日は結社誌とネット句会の投句締切日だった。夕方に気付いて、慌てて5句を句帳から書き出してパソコンのHPから、いつものように投句の頁を開いて・・え、何度やっても投句の欄に到達しない。
どうすれば?と夜遅く仲間へ聴くのも失礼なこと、私の古いパソコンの問題かもしれず。
前の結社誌(去年主宰が亡くなり終刊)の時から、毎月の投句を休んだ覚えはない。病院からでも出したくらいだ。今は隔月だからなおのこと、投句忘れ、なんてあり得ないのに・・ま、いいか、仕方ない。でも、一度休んだら「休み癖」が出そうな。

私の投句がないと、昔の仲間には「KUMIさん、いよいよ・・」と思われるかもしれない。それも気楽かも。

鈍いろのソーラーパネル野分前  KUMI
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色々あります私も世間も

2024年08月14日 | 俳句
天気 曇がち一時雷雨

ミソハギの花。昔から盆花によく使った。水辺に咲いていて
珍しくもなかったが、今は田舎でも水辺の道、というのが少なくなったのでどうだろう?写真は、昭和記念公園の池畔で。

昨日の午前中、久々に外へ出た。コンビニでの支払いの請求書があったし、どうしてもドラッグストアで買いたいものも。スーパーは、先週から施設で希望者はコープでの週一の注文品配達をしてもらえるようになった。今までは私は自分でネットスーパーを使ったり・・でも、コープの方が遙かに品数が充実している。
ともあれ、猛暑の来る前に、と9時半ごろに出たのだが・・

駅前のベンチで時間調整、まだ日蔭だったし風が心地よい涼しさで、さすが立秋過ぎ、などと思った。
でも、10時開店のドラッグストアに寄っての帰路、暑かった暑かった、猛暑の街は高齢の病人は歩いてはならぬ。たった200mくらいを歩いただけで、倒れそうになった。すでに気温が37℃だった。

で、細かいことは書きたくもないので書かないことに決めたが、午後、所長と私、若い看護師と私、そして3人で色々あって、人格を否定されたような気分になって・・思い出すのも心臓がざわめいて又、発作が起きそうな・・
ともあれ、私は悪くないし彼女等も悪くはないけれど、高い金払って入所している「お客様」なのですよ。人それぞれ、という、弱者へのサービス=個別処遇の原点を忘れているか、今はもう、そんなことはどうでも良い時代で、運営のための入所者の管理が大事なのか。

思い出すのはやめておく。で、たまたま通りかかったよく知る若い介護士がつき添って部屋まで送ってくれた。もう、早番の勤務時間が終ったあとなのに「いいよ、いいよ、もう用はないから」と。
当分は、看護師と所長とには近づかないことにする。

岸田さん、辞めるのね。何だか、人気がなくて可哀そうだった。でも辞めた方がいいねえ、外務大臣の時はまあまあだったけど、国を背負うには・・

元日に能登の大地震、そして、お盆には何があるの?呪われた日本列島、まさか南海トラフ地震が? それとも台風だけで済むのやら。どうせ8月は私にとって忌日続きで良いことがない。おまけに昨日の人格否定。猛暑はロクなことがない。もう、早く秋風に吹かれたい・・

落蝉の日に晒さるる白き腹  KUMI

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猛暑戻る、そしてオリンピック終了

2024年08月12日 | お散歩写真
天気 晴

戻り梅雨、とは言うけれど、戻り猛暑などとは言わない。でも、立秋過ぎて戻った猛暑続きは、そういう季語にしても良いのではないかしらん?とにかく、立秋の翌日だったかの朝は少し涼しいと思ったものの、昨日も今日も熱帯夜が明けると猛暑。
上の写真のように、朝の空は少しだけ澄んで見えるものの・・南側のラウンジからの富士山は見えないままだった。
今日は、台風が岩手三陸海岸に上陸したという。台風というのは、滅多に東北から北へ上陸などしないものだった。もう、私の知っている天気のジョウシキなんてめちゃくちゃ。

パリ五輪も昨日で終わった。日本選手の活躍は素晴らしいもので色々楽しませてもらったけれど・・考えれば、ロシア不在。ウクライナも全力を出してはいない。おまけに、オリンピック村の宿泊設備は食事は不味いしエアコンはないし・・という環境を事前に知ってか、日本は最善の準備をしていったのだそうだ。美味のフランス料理は、恥をかいた。やはり何でもありの日本食の方が上をいくのですよ。
メダルに貧富の差の出た大会だった、と、どこかで読んだ。何だか、申し訳ないような・・でも、日本は高級ホテルを借り切った訳ではない。

パリの街の歴史的な建物をふんだんに見せてくれる競技の映像は、楽しませてもらえた。やっぱり「花の都・パリ」、という印象は見る人に残ったはず。でもセーヌ川は大失敗だったようで。やっぱり、大都会の下水道と繋がった川は泳げるようにはならないだろう。隅田川だって、う~ん、と東京都ですら考えてしまうだろう。飼主が犬の「落とし物」の始末を全くしない市民、タバコの吸い殻を道端にも川へも捨てて平気な市民。命がけで泳いだ選手が気の毒でならない。
昨日見たYouTube、日本に10年勤務してオリンピックをきっかけに帰国したフランス人の話を見てしまった。簡単に内容を言うと、日本の暮らしがあまりにも清潔でインフラが素晴らしく、治安もサービスも快適だったので、パリの暮らしにイライラが募るばかり、とのこと。
日本で暮らし始めていちばん違和感のあった「靴を脱いで室内へ」が、帰国したらいちばん非衛生的で信じられないフランス人の暮らし、と思うようになったそうだ。
外から帰ったままの靴で暮らすくつろぎの居間の床で、子供はハイハイをする。床の玩具をそのまま口へ運ぶ、テーブルを拭いたダスターで床を拭く。日本で言えば布巾と雑巾は兼用。ということ。「最後は洗うからいいでしょ」となるのだそうだ・・日本人には信じられない。この話、以前、「フランス暮らしの日本人妻」の話として聞いたときはその家だけかと思っていたけれど。
ネズミの出る地下鉄、ゴミだらけの舗道、汚い公衆トイレ・・
だから、日本に10年も住んだこのフランス人は、また日本へ帰りたい・・と。
こんな話、うんざりするほどYouTubeには載っている。最初はフェイクかと思ったが、結局は40年以上前に私の行ったパリは、今も変わらない、ということなのでフェイクではない。経済的にはアジアの中ですら最低になってきたようだけれど、暮らしやすい清潔な日本を、もっと自慢してもいのではないだろうか。

今日の午後は、ボランティアの合唱団が来て、歌を一緒に。

カラオケ好きの所長が転勤になり、時々カラオケ大会などしてうんざりだった。その所長が転勤になってほっとした。

「ふるさと」を歌へば秋へ近づくか  KUMI
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猛暑からの避難?

2024年08月09日 | お散歩写真
天気 晴のち曇

写真は、昨日のものと同じ日に池の畔で撮った。この日も確か猛暑に近い気温で、公園の入り口近くのサギソウの展示を見た後、涼しい池の畔を少し歩くことにした。ところが・・暑くて、もう引き返そうかな、と思った芝生に、カルガモたちが群れていた。
人間が近付いても面倒くさそうにチラ、と見るだけで。多分、池の水も連日の暑さで温んでしまい、陸に上がった方が涼しかったのかもしれない。

南海トラフが動き始めた・・という昨日の気象庁の発表は、震災に敏感な私には衝撃的だった。でも、世間ではどうなのだろう?一週間は大地震の怖れの確率がかなり高い・・という情報以外は何もないから、考えてみれば今までの「いつ、どこで起きるか解らない震災」と同じことでしかない。
そう思えば、大袈裟に考えることもない。でも、世の中には色々な人が居るから、普段から震災に備えている人ばかりではないらしい。夏休みで家を離れている人もあるし外国からの観光客も多いし。
そんな、他人のことを考える余裕なんてないので、ひとまずは自分のことを。
一人のときは、「三日分の備えを」という教えのとおり、何とかなるようにしていた。住居は一応、新耐震基準ギリギリに建ったマンションだったから、潰れる心配はない。いちばん心配になったのはトイレだった。一人になってから、簡易トイレをたくさん買っておいたものだ。それを入居のとき放棄してきたのを悔やんでいる。
ここに居れば、今のところ私は自分で動けるし、職員が居なくても生き延びられそう・・でも、今もトイレが何よりも心配。どこかに災害時のトイレは用意しているらしいが・・食べ物飲み物は、無論、備蓄がしてあるということだ。私の冷蔵庫だけでも、一日分なら大丈夫。

・・などと心配しても仕方なし。南海トラフから外れている場所ですら恐怖を覚えるのだから、四国から東海の海沿いに住む人たちは、深刻に考えなおす人も居るのではないだろうか。
私が震災に敏感な反応をするのは、母は結婚前、関東大震災を東京の下町で体験していた。看護師だった母の体験談はとても真に迫っていて、子供の頃の私に「地震の恐怖」を植え付けてしまった。戦争の怖さより、いつ起きるか解らない震災の方が怖かった。戦争は、起きたら安全な土地へ事前に避難出来る。でも地震は・・

ともあれ、日本人の宿命なのだから、受け入れるほかになし。
それにしても、この騒ぎで日本を怖がって外国人観光客が減るかもしれない。来ない方がいいですよ~

手をかざす西日眩しき交差点  KUMI
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涼  そして地震が・・

2024年08月08日 | 俳句
天気 曇がち

この時期になると蔵出しのサギソウの写真に登場してもらうことになる。これは、昭和記念公園へサギソウを撮影に行った最後、2016年のもの。それ以後は、色々と実現しなくなった。暑さもあるしペースメーカー入れてからは三脚まで持参の撮影は無理になったし・・
結局、猛暑の中を撮影に行くよりも過去に撮った写真を眺めていた方が「涼」を得られる、という訳で。撮影者が自画自賛するのもナニですが、数年間は毎年のようにサギソウ祭へ行ったけれど、この、最後となった年の写真がいちばん綺麗に撮れている。


今日の話は、涼しくなるような・・ゾッとしました。身近な話も地震の話も。

さて、二ヶ月くらい前に入所されて同じテーブルで食事することとなったSさん、年齢は時々本人の話が変わるけれど94歳?で、認知症のちょっと深みへ行きそうな感じ、という状態だと思った。部屋への往復は歩行器へ掴りながら自分で出来る。それだけでも「自立している」方なのだが・・今日の話にびっくり。これはちょっと先を思いやられる。

最近のある晩のこと。彼女の話では、食堂へ来たら誰もいなかった。仕方なく待っていると、「あの方」だけが来たの。と指さした離れたテーブルの「あの人」は、やはり最近入所した、かなり認知症の出来上がっているオバアサン。普通の会話も無理かと思う人だ。
でも、その彼女と色々と話をして他の人の来るのを待った。でも一向に来る気配がない。彼女と相談して、とりあえず部屋へ戻ることにした。彼女も一緒に来たので、あまり知らない人を自分の部屋へ入れるのも・・と思い、ラウンジのソファで夜を徹して話をした。で、夜が明けたのでここへ来てるのよ。

彼女、耳が遠いので斜め前に座っている私との会話は出来ない。補聴器は入れていないことが多いから、隣のEさんと話している内容が、上のとおりで・・
「ほら、あの、えんじ色の上着の人」と、同行していた人を特定して、まことしやかに話すのだ。私はEさんに「ほんとのことではないわよ」とこっそり言ってみたが、Eさんも認知症の入り口に差し掛かっている。でも、Sさんの話があまりにも唐突なので妄想だとは、解かったようだ。
「そんなことって、あるのねえ。不思議」とEさん。
「不思議?他の人は、そういうことを経験していないのかしら?」
うわ、怖いですよ・・盗まれた、などという被害妄想よりは良いけれど、こういう話は以前にも他の人から聞かされ続けたことがある。
事務室へ行く用があったので、ついでに介護士の責任者にその話をしたら
「かなり進んできているとは聞いてるけど、妄想の話は知らない」とのことだった。レビー小体型、という認知症の型がある。アルツハイマーではなく、そちらなのか、アルツハイマーが進んだのか??

と、九州に今、緊急地震速報がTVで。何ごともありませんように。
という訳にはならず・・巨大地震注意! 今日はM7程度だったが、南海トラフ大地震の前触れかもしれないそうだ。やはり大袈裟ではなく、やってくる日が近付いたのか・・と思う。生きている間、超巨大地震はもう経験したくない、と思い続けていたのも私の身勝手でしかないのだろう。

雷鳴の揺する列島震度6 KUMI
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