缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

やあ、缶詰さんがやってきたぞ!

2006-10-22 11:17:06 | 日記

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 ブログ仲間のdii-chaiさんから、缶詰さんの贈り物が届いたのだ。
 遙か南方、インドネシアはバリ島からやってきたのだ。
 行ったことはないけれど、リゾート地としてとても有名なところらしい。
 風光明媚、文化深遠。ケチャダンスでヨロレヒになることも可能らしい。
 しかし、dii-chaiさんは同封の手紙で、バリの知られざる一面を教えてくれたのであった。

「かの地も、最近は格好のテロの標的になっています~(中略)私が行ったときも、テロの標的となった場所で道路に白い布を敷き、慰霊していました」
 ※内容を要約

 この缶詰たちは、そんな背景を持って、我が家にやって来たのであります。
 それを思うと、愛しさがぐっと増すのであります。
 というわけで、これよりバリの缶詰シリーズが始まるのであります。読者諸賢、乞うご期待!


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青春のレバーペースト

2006-10-20 10:24:46 | 

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 初めてレバーペーストを食したのは、まだ学生の頃であった。
「こんなに美味いものがあったのか...」
 その感動は、衝撃的ですらあった。レバーはそれほど好きではなかったはずなのに、あの匂いこそが、レバーペーストでは美味さとなっていたのだ。


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愛らしいロゴ 鶏のレバーだと分かる

 それからの数年というもの、私はレバーペーストの虜となってしまった。
 輸入食材を扱う店を廻り、それぞれ味を試した。作り手によって、レバーペーストはずいぶんと味が違ってくる。肝心のレバーにしても、牛、鶏、ぶーちゃんと三種類あるのだ。
 そうして最後に、私は『ケーニッヒ』に辿り着いた。多摩・武蔵野地域在住の人々のあいだでは有名なハム・ソーセージ店であるらしい。

 

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忙しい朝に、至極便利な食材

 紺色のヤマハに乗り、連雀通りを軽快に走り抜けていく。
 学芸大学の南門を左手に見て、新小金井街道を突っ切る。ここで連雀通りとは分かれる。JR小金井駅の北口ロータリーを経由して、今度は北大通りへ。ここも東西を抜けていく通りで、樹木が多く気分のいい道路だ。
 わずかに空気が変わり、家並みの奥に畑地が見えてくる頃、通りの右側にはケーニッヒが現れる。車で来た場合は店の人に声をかけて、わずか一台分のスペースに置かせてもらうことになる。北大通りは狭い通りなので、路駐は出来ないのだ...。


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 ふーむ、レバーペースト瓶一つで、私の脳は遙か昔に旅立ってしまった。そう、上記の文章は想い出のシーンなのであった。
 さて、今回の瓶詰めさんだ。見た目は肉の繊維が豊富に混じっていて、コンビーフに似ている。これは珍しいと思う。通常はしっかりと裏ごしをしているから、きめ細かいものなのだ。
 匂いは鶏らしくあっさりしている。味付けはしっかりと塩が利き、いかにも洋風の味わい。
 美味い。肉の繊維が独特の歯ごたえを持っているのが、何だか素朴で好ましい。



 内容量:100g(これくらいが、使いやすいサイズ)
 原材料名:鶏レバー、鶏肉、塩、胡椒(以上憶測)
 原産国:ポーランド
※ブログ仲間Noritanからのいただきものシリーズは、これにて終了。大変美味でありましたよう。


Mildessa®ザワークラウト

2006-10-10 12:06:04 | 蔬菜

 先日、我が家に火鉢が入った。
 なに、火鉢といっても大仰なものではない。いわゆる手あぶりという、小振りのものだ。
 こうなると、ちょいと酒でも飲みたくなるのが人情というもの。
「冷えたのを、きゅっといきたいねぇ...」
「気取ったグラスなんかよりさ、茶碗でいきたいね...」
と、あくまでも「...」を重視した思想および行動を取るようになるのである。


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 ところがここに、洋食のザワークラウトが登場するのがこの缶詰ブログの特色なのである。
 おりしも、本日は缶詰の日(10月10日)。ワールドワイドで、メジャーで、かつドメスティックでヨロレヒな缶詰さん(意味混迷)の登板を誰しも期待した日なのである。
 この人選、いや缶選は、極めて厳粛に行われたことは言うを待たない。


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 きこきこと旧式の缶切りで開ける。これがヨロレヒのザワークラウトである。
 缶詰の刃を入れた段階で、ついと酸っぱそうな匂いが立ち昇った。これは期待出来そうな予感である。匂いというもの、これ即ち記憶を呼び覚ますもので、馬鹿には出来ないものである。
 かのプルーストが、マドレーヌを紅茶に浸して味わったとき、そのかほりで膨大な記憶がよみがえったという。それがあの大作

失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉 失われた時を求めて〈1〉第一篇 スワン家の方へ〈1〉
価格:¥ 930(税込)
発売日:2006-03

を生み出すきっかけとなったのである。
 そこで私もザワークラウトの匂いを、じっくりと嗅いでみたのである。


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 かくのごとし。
 一所懸命匂いを嗅いだが、私には特に思い起こされることはなかった。当たり前である。私は生まれも育ちも、生粋の日本人なのである。 
 何となれば、「あとは食うだけ」ということになる。
 それでは失敬して、一口...。
 おや、甘みが殆ど感じられない。かと言って酸っぱいだけでもなく、程よく発酵している。これは辛口と言えるのではないだろうか。
 一度、興味本位でザワークラウトを自作したことがあったのだが、その時はだいぶ砂糖を使用して甘く作った憶えがある。勿論、何かのレシピを参考にしたのだが。
 あるいは洋食屋などへ行ってザワークラウトを食べるときも、どこでもこれよりは甘い味付けである。
 本場のザワークラウトは、こういう味なのかもしれない。ドイツ方面へ行ったことがないので分からないのだが。思ったより淡泊で、大人の味わいなのである。

 

 内容総量:300g
 固形量:285g(中身たっぷり)
 原材料:ドイツ語のため解読出来ず
 原産国:ドイツ