缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

味付け蛤(笑う魚ブランド)

2005-08-08 21:44:34 | 魚介

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 とうとう、暑い日が続くようになった。
 ついこのあいだまで、鳴きはじめのウグイスを聞いては「おい、まだまだ下手だな」とからかったり、透き通るような新緑を眺めては感嘆したりしていたのだが。
 まこと、月日の経つのは早いものだ。
 一年前の缶詰ブログを見てみると、8月5日の記事では“缶詰生誕200周年”を記念して、ドイツの缶詰で赤葡萄酒なぞ飲んでいたようだ。
 ああ、季節は巡る。酔った頭もぐるぐる回る。ちなみに今日は蕎麦焼酎を飲んでいる。缶詰は無論、タイ産である。

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 これもまた、表記は殆どタイ語である。しかし「炸血蛤肉」と「Seasoned Cockles」というわずかな外国語(ん?)から推すに、これはハマグリの缶詰らしい。かほりは佃煮に煮ているが、少し東南アジア風のスパイスも入っているようだ。
 つまんで食べてみると、心地良いピリ辛で美味い。しかし咀嚼して飲み込む段階になると、それが突然、激辛にヘンボーする。なんだなんだ、この二段階ロケット方式は...?

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 かくのごとし。ワタクシ、このアジアンテイストをどうしても征服したくなり、とっとと和食にしちまった。すなわち、戻したひじきとともにきんぴら風に炒りつけ、刻んだ大葉をたっぷりと混ぜ込んだのだ。
 一汁一菜、清く貧しくたくましく。ハマグリについていた味が沁みだし、軽く振った酒がそれを丸くまとめてくれたのだが、これが何とも懐かしい素朴な味わいとなった。まるで、盆に訪れる田舎の家での食事のようなのだ。
 ああ、スキンヘッドになったdii-chaiさんよ。タイの缶詰さんは実に奥深いものだなあ。同じアジアの民なのだよなあ。
(このあと必要以上のしみじみが小一時間続く)


内容量:90g(わはは、今回は判明しているぞ)
原材料名:タイ語表記のため不明
原産国:タイ


TCB(はまぐりの醤油炒りつけ)

2005-08-03 14:56:11 | 魚介
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 本日は“はまぐり”の缶詰さん。と言っても、上の画像を見てお分かりいただけると思うが、表記は殆どタイ語でござる。英字表記が一行だけ、
“Roasted Baby Clam in Soy Sauce”
とあったのだ。あとは原材料名も成分表も、み~んなタイ語である。むふふふ。
 これはブログ仲間のdii-chaiさんが、海外から直接持ち込んでくれたからこそのお楽しみでござる。そうして、異国の雰囲気をこんなに気軽に味わえることは、缶詰さんの最大の魅力なのですね。

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 なにやら懐かしいかほりが立ち昇る。ひょいとつまんでみると、ああ、こりゃあ佃煮だよ、うん。はまぐりの子供の佃煮ってぇこった。そうするとさ...


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 へい、お待ち。エセ深川丼。
 エセ部分は二つありましてね。一つは“あさり”ではなく“はまぐり”だということ。もう一つは、炊き込んでこしらえたところ。ホンモノはふっくらと煮たあさりを、煮汁ごと白い飯にのせるらしいんですよ。
 切り干し大根とひじきと薄口醤油。こいつで炊いた飯は、それだけでも美味いものなんですが、本日はそこにBaby Clamまで入ったわけでさぁ。
 お味の方は、意外にも塩っ辛くない。甘みがほんのりとしてるとこなんざぁ、佃煮よりも品がいいくれえです。佃煮はべたべたと甘いもの。
 こりゃあ見事に一本取られたなぁ!


内容量:タイ語ゆえ不明
原材料名:タイ語表記ゆえ不明(こればっかり)
原産国:タイ

 


デュワッ!

2005-08-02 16:28:14 | スプレッド
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 八月を迎えた。
 梅雨らしい雨もないのに、気の早い台風が上陸したり、首都圏に大きな地震があったりと、先月からは何だか精神的に慌ただしい心持ちが続いていた。
 このような天候不順災害ユウウツには、なんと言ってもウルトラマンの助けが必要だ。もう、誰に訊いても
「そうだ、ウルトラマンは一体どこだ!?」
と高圧鉄塔の上方あたりをお探しになるはずである。絶対そのはずである。
 え~、だからして、dii-chaiさんのお土産の中から、まずはウルトラマンの商品を開けますよ...。

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 このオマケ付き食品パックの中身は、クラッカーと缶詰さんであった。きちんと缶詰商品を選んでいるあたり、さすがdii-chaiさんである。
 缶詰さんはツナとコーンを中心としたスプレッドで、これを「クラッカーにつけて食べたまへ」ということらしい。こんな米国風の食べ方が子供向け商品になっているあたり、タイ国は、やはり我が国の食文化とだいぶ違うようである。
 クラッカーはどこから見てもナビ○コさんに思えるのだが、いいのかなぁ。いいのだろうなぁ。

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 オマケはウルトラセブンであった。デュワッ! セブンはウルトラ兄弟の中でも一番好きである。実にツイている。
 大きさが程良いように思われるので、これは今後チェスを打つ折にポーンにでもなっていただこうかと思っている。ポーンとは言え、最強ポーンになるやも知れぬ。チェスを通じて我が部屋の平和を守ってもらうのだ。
 何ともスケールの小さな話しではあるが。


内容量:印字が小さいしタイ語ゆえ不明
原材料名:同理由にて不明
原産国:タイ

追:この記事は『チャイディーな世界』“ヨーヨー”に食玩的トラックバック。