空は高く澄みわたり、ひよどりが鋭い声で鳴き交わす。
秋、真っ只中である。
土地によっては初秋かもしれぬ。あるいは晩秋かもしれぬ。
それはこの際おいておき...。
秋といえばきのこ。きのこといえば松茸である。
実は松茸は、明治の時代から缶詰になってきた。
しかし松茸が高級化路線を歩み続けた結果、松茸缶詰も数が減ってしまった。
「あの松茸さまを、なにも缶詰にしなくたって...」
そんな思いもあるのだろう。
そんな時代だからこそ紹介申し上げたいのが、この缶詰である。
開缶!
タテ切りになった松茸が、薄い醤油色の汁に浸っている。
予想以上に数が多い。
皿に出して確認してみよう。
かくのごとし。
まず驚くのが、その大きさである。
タテ四つ切りくらいにしていると思うが(個体差によって変わると推測)、1本1本がデカい。
かさは丸く膨らみ、はちきれそうである。
長さも、長いものでは10センチちかくある。
箸で持ち上げるにも重たいその1本を、まずはひと口...。
やっ、歯応えが素晴らしい。しゃくしゃく、こきこきと音がする。
これは一口大に切ってから食べたほうがいいだろう。それくらい噛み応えがあるのだ。
味付けは、昆布だしを中心にした和風味。やや薄めなのがよし。
試しに半量をバターとともにホイル焼きにしたら、実にウマかった。
翌日には、残った半量を刻んで炊き込みご飯とした。すなわち2人家族で2晩、愉しめたのである。
これで価格は1,800円。1食あたりにすると450円。投資額は回収できたと思う。
固形量:80g
内容総量:300g
原材料名:まつたけ、液体昆布だし[昆布エキス(還元水あめ、昆布、食塩)、食塩、その他]、液体和風だし(かつお節、かつおエキス、食塩)、みりん風調味料、砂糖、しょうゆ、調味料(アミノ酸等)、酸味料、糊料(キサンタンガム)
原産国:日本(滋賀県 販売・松茸屋魚松)
販売価格:1,800円(税別。上記松茸屋魚松で電話・FAXで買えます)