缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

食べるラー油 舞妓はん ひぃ~ひぃ~

2010-03-31 15:04:05 | 調味料

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 本日は久しぶりに、瓶詰のご登場であります。
 今話題の“食べるラー油”なのだ。
 そもそも、食べるラー油とは何か。
 それは主にニンニクを香ばしく炒めたものがぎっしりと入ったラー油のことだ。
 一説には、都内のあるラーメン店で、トッピング用にサービスしていたものが、非常に話題になり、持ち帰り用に容器に詰めて販売したという。
 それがまたまた評判を呼び、猫も杓子もメディアも飛びつき、今やあの大手桃屋でも食べるラー油を製造・販売している。それは『辛そうで辛くない少し辛いラー油』という商品なのだが、これが売れて売れて困っているという。
 それも一度は試してみたいのだが、その前に本日は京都産のやつをご紹介したい。
 その名も『舞妓はん ひぃ~ひぃ~』である。




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 かくのごとし。
 一見、唐辛子だけが入っているようだが、そうではない。
 それはひと口食べてみれば分かる。
 ひと口食べていいのかどうか不安になる色合いだが(あまりにも辛そうなので)、そこをひと口、この画像くらい食べてみる。
 おお、ウマい!
 辛さの前に、まず甘味とアミノ酸系の旨味がたっぷりある。そして香ばしいニンニクの香りが口中を駆け回る。
 でも、どこかで味わったことあるなーこれ。この味。
 そうそう、カラムーチョを連想させる味であります。あの酸味を抜いた感じ。
 と味わっていたら、じわっと辛さがやってきた。ひぃ。
 こりゃあ辛い。しかしウマい。ウマいけどすごく辛い。
 こうして記事を書いているあいだも、筆者の頭頂部からは汗が流れているのであります。
 この食べるラー油は使い勝手もいい。こないだトルティーヤの具に混ぜて食べてみたが、それもすごく美味しかったのだ。

 この瓶詰を提供してくれたのは、京都在住のにしかはさん。この場を借りて謝辞を申し上げたい。
 ありがとう。そして辛ウマかった。




 内容量:90g
 原材料名:食用植物油、唐辛子(ハバネロらしい。ひぃ!)、ニンニク、塩、砂糖、調味料(アミノ酸等)
 原産国:日本(京都市東山区:おちゃのこさいさい




ハラペーニョ缶でテックスメックス!

2008-05-28 11:39:38 | 調味料

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 本日の缶詰さんは、義母からいただいたチェコ土産であります。
 彼の地に旅行に行かれることを聞いたとき、筆者は間髪を入れず
「地元の缶詰を買ってきて!」
 と、お願いしておいたんであります。
 土産としてはかなり重いものだけど、そのへんはずうずうしく、しっかりとお願いしたのだ。
 そうして手にしたこの缶詰。しかしよく見ると、“Sliced Jalapenos”と書いてある。
 これはハラペーニョというやつ、つまりは青唐辛子の酢漬けではないか知らん?




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 キコキコッと開缶。やはり、ピリリと辛いあの青唐辛子たちが、輪切りになったお姿でぎっしりと収まっていらっしゃる。
 缶側面を読むと「VIVA! MEXICO!®」と、何だかすごく嬉しそうな書体で書いてある。製造元は米国である。
 つまりは、米国から大西洋を越えてチェコ入りし、そのあと太平洋を越えて我が国にやってきたという、大変なご苦労をされた缶詰さんなのだ。
 マイルもずいぶんとお稼ぎになったことでありましょう。
 陽気な配色の缶を眺めていると、頭の中に懐かしい声が聞こえてきた。
「さあ、本日はテックスメックス料理(Tex-Mex、メキシコ風テキサス料理)を作ってみましょう!」
 グラハム・カーのお声であった。
グラハム・カーの世界の料理ショー、YouTube




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スライスドをさらにスライスし




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挽肉をしっかりと炒め、シーズニングで味付け




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チーズ、トマト、葉っぱも用意した
本日の主役はあくまでもパラペーニョ缶
その証に、真ん中に陣取っている




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軽く焼いたトルティーヤに具を乗せて...




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 かくのごとし。
 タコスとかトルティーヤといった料理は、皮さえ入手すれば誰にでもできる。
 肉を炒める際のシーズニングも、赤唐辛子やクローブを中心にして、自分の好みで作ってもいい。
 しかし筆者の頭には、再びあの懐かしい声が聞こえてきた。
「ハラペーニョが入ると本格的な味になりますよ!」
 グラハム・カーさんのいう通り。このハラペーニョ缶の果たす役割はかなり大きかった。
 ただ辛いだけではなく、酢漬けになったことで旨味があるのですね。
 ということは...。




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 翌朝の風景であります。
 囓りかけで失敬しますが、ピザトーストにもハラペーニョを使用してみた。
 やはり美味いです。
 どうもクセになりそうな予感。美味しくて、朝だというのにグラハム・カーのように椅子を飛び越えました。
 この缶詰、常備缶にしてもいいかもしんない。



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筆者の愛読書である洋書
『A MAN A CAN A PLAN』にも
登場する缶詰でありました







 内容総量:113g
 原材料名:青唐辛子、水、ワインビネガー、塩、塩化カルシウム、にんにく
 原産国:米国




腐乳

2007-04-09 12:22:22 | 調味料

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 長いあいだ気になっていた食べ物が、あります。
 “それ”は、ある人によると
「熱々の飯にまぶして、ショーユをたらして食うとたまらん」
 と、おっしゃる。しかし、またある人は
「臭くって辛くって、食べられたもんじゃない」
 と、おっしゃる。
 この場合の「辛い」は、塩辛いという意味らしいですが。
 どうもこの、“それ”に対する具体的なイメージが、わいてこないんであります。
 しかしある日のこと。
 “それ”は突然、私の目の前に現れたのです。 



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 “それ”とは、腐乳(ふにゅう)でありました。
 久しぶりの瓶詰でのご登場。分厚いガラスが、何か頼もしくも思えてくる。
 さて、ふたを開けると...。
 上質の酒粕のようなかほりが、あくまでも控えめに立ち昇ってきますです。
 予想に反して、ずいぶんと品の良いお方なのかも、しれません。
 前評判やパッケージデザインからして、もう一寸、パンチの利いた激しい気性を予想していたのでありますが。




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 今回は、油揚げにチーズを乗せ、そこに腐乳をまぶしてオーブンで焼くというメニューであります。
 このメニューは、過日ご紹介させていただいた、銀座のロック・フィッシュの『おきつねチーズ』を真似てみたのであります。
 




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 かくのごとし。
 熱々のこってりしたチーズに、塩辛い腐乳が合います合います。
 その辛さが、もう、たまらん美味さであります。
 しかし、原料が大豆と乳製品だけなので、若干の生臭さも欲しくなってくる。
 後日アンチョビーを加えてみると、そのほうがぐっと旨味が増すようであります。

 さて、この腐乳。
 そのまま舐めてみると、相当に塩辛いです。辛さの度合いで比較すると、アンチョビーと同等か、もしくは上回るくらいのもの。
 塩分に関して言えば、やはり相当のパンチ力を持っていらっしゃるわけです。
 しかし、その塩辛さを利用すれば、実に美味いものを拵えることが出来る。とくに酒のアテにするようなメニューには、もう最高の刺客かもしれないんであります。 
 これから先、暑くて汗をかく時節には、塩辛いものが欲しくなるもの。今のうちに、じっくりとこの刺客を使ったメニューを考えておこうではありませんか。





 内容量:300g
 原材料名:大豆、食塩、アルコール、胡麻油、凝固剤(硫酸Ca)
 原産国:台湾




ねぎみそ

2005-06-15 21:15:11 | 調味料
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 先日、ある御仁から面白い話しを聞いたのである。一寸びっくりするような話しだったのである(以下、声は市原悦子で)。

 仲良し数人グループで、福島県は会津地方へ旅行に行ったときのことじゃ。
 会津若松城を見学して、本場の喜多方ラーメンを堪能し、大変に楽しい旅行じゃった。そこで、とある現地のお婆さんとお話する機会が訪れたのじゃ。
「お前さんはどっから来た?」人の良さそうなお婆さんが尋ねる。
「東京です」尋ねられた一人が答える。
「そーか、江戸の人か」
「あ、でもわたし、親は鹿児島なんです」
「なんじゃと?」
「昔で言えば薩摩ですね。だから本当の江戸っ子じゃないんですよ」
「さ、薩摩...おのれ薩摩め!」お婆さん、かっと目を開く。
「はあ?」
「戊辰戦争の恨み、忘れることなかったぞえ。どりゃああー」
「ちょっとちょっと、わわわうぎゃー」

注:最後のほうだけものすごく脚色済み


 会津と言えば白虎隊。白虎隊は旧幕府軍の少年剣士たちだったが、それを制圧したのが新政府軍。そうして薩摩と言えば新政府軍。白虎隊を非業の死に追いやった旧敵なのである(だった、のである)。
 その舞台となった戊辰戦争は、1868年のことだ。えーと、今から137年前である。ありゃりゃ、そんなに昔のことじゃないぞう。二世代前の人々は、リアルタイムで経験していることなのだ。だから、会津の人々が新政府軍を恨む気持ちは、今でも根強く残っているらしいのである。けっこうすごいことである。


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 これは会津産のねぎみそ瓶詰めさんである。
「前置き長いなあ~」などと言ってはイケナイ。歴史の前では、こんなブログ上の一文なんかショートショートみたいなものである。我々は混迷の時代である今こそ、大きなココロを持たねばならないのである。うん。
 ご飯のお供にと一口味わってみると、これが意外にもじ~んとくる味であった。いわゆる加工味噌なのだが、何だかひどく懐かしく、暖かい味わいなのだ。
 不意に亡くなった祖母を思い出したりする。祖母は、会津ではないが同じ福島県の生まれであった。私は幼い頃に、こんなものを祖母の手作りで食べていたのかもしれない。そんな淡い記憶を呼び覚まされた瓶詰めさんであった。
 じんじ~ん。

内容量:120g
原材料名:米みそ、長ねぎ、砂糖、かつおエキス、植物油(なたね)、調味料(アミノ酸等)、酒精、かつおパウダー、しょうゆパウダー(大豆、小麦含む)、唐辛子
原産国:日本  


マコーミックの黒胡椒

2005-02-17 02:31:55 | 調味料

 昨日は春の嵐であった。今の時期は、南で発生した暖かい空気と北のシベリア寒気が日本列島の上でぶつかり合い、大雨になることが多いそうである。そしてそれは、間もなく春が来るという兆候なのだそうだ。
 しかし今朝方は震度3~4の地震で起こされてしまい、棚の上の花器は倒れてしまい、3時間ほどの眠りもあっさりと破られてしまった。かなり揺れたのですよ、我が家は。

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 どーん! という効果音が似合いそうな大物瓶詰めさん。全部のメールを保存しっぱなしでも一生使えるというGmailも大容量だが、こちらも552gの大容量。一年くらいは保ちそうだ。黒胡椒はたびたび小パックを買っていたので、思い切ってこれにしてみた。
 なんでも大昔には、胡椒は金(ゴールド)と同じ価値があったとか。そうすると、これで一体いくら分あるのだろうか。金が552gということでいいのだろうか。来月のカクテイシンコクには何某か書き添えねばならないのだろうか。

内容量:552g
原材料名:ブラックペッパー
原産国:米国(へえ~)
※ちなみにいつもの日進さんで800円程度でした。