こちらはスハラ食品の時鮭(ときしらず)缶。
同社の創業110年を記念して、今年の7月に造ったのだそうな。
時鮭は4月から6月頃にかけて北海道沿岸で獲れるシロザケであります。
通常、晩秋に獲れるシロザケ(アキザケ)が極上とされるが、時鮭はそれよりも
「脂が乗ってウマい!」
という人が多い。
秋ではない時期に獲れるから時知らず、すなわち時鮭であります。
開缶。
切り身が巨大だ。まるで高価なさば缶を見ているようだ。
食欲をそそる匂いが鼻腔を直撃してくる。
それは鮭缶の匂いではあるけど、魚の匂いが強くなく、とても上品であります。
皿に開けてみる。
この厚み、まさにステーキ。
ここに大根おろしをかけて、ぽん酢醤油とかお醤油かけて食べちゃってもいいのだけど...。
どうしますかな。
スハラ食品は札幌の企業、ということでバターを加えることにした。
あとは玉ねぎスライスとハンダマを千切って乗せて、フタをして軽く煮る。
かくのごとし。
鼻腔をくすぐる匂いがさらにパワーウプ!
これを失敬しまして頬張りますと...。
うっふーん。
脂の乗りがすごいです。
背身ですら脂がサシのように入り、舌の上でしっとりとろける。ハラスの部分は言うに及ばず。
その魚系脂肪に動物系脂肪のバターが絡んで、奥深い味わいになっております。
ここに味噌を入れればちゃんちゃん焼きになるのだけど、それは普通の鮭缶でいいな。
貴重な時鮭だもの。味付けはバターだけでいいな。
内容量:150g
原材料名:ときしらず(さけ)、食塩
原産国:日本(製造・マルハニチロ北日本)
希望小売価格:1,000円
9.22追記 販売店情報
北野エース東武池袋店、東京スカイツリータウンソラマチ2F、松屋浅草店、マルイ北千住店で10月1日から販売開始だそうです。