缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

穂先メンマ やわらぎ

2006-02-22 14:27:44 | 蔬菜

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 ああ、ワタクシは今、朦朧としているのであります。
 クラムチャウダーが食べたくなり、中国産のはまぐりを買ってきて調理したところ、どうやら当たってしまったらしいんであります。
 経験があることなので、すぐさま食中毒と気付きました。気付きましたが、どうにもなりゃしません。


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 で、こういうときはおかゆさん。おかゆさんとくればほら、桃屋の瓶詰さんであります。
 このやわらぎは以前もご紹介したかもしれないのだけれど、それでもいいのだ。なにしろモーローとしているのだ。
 それにしても、これは美味いです。けっこう油っこいし辛いから、食べ過ぎには注意しないといけないのでありますが、ああ、まことに美味いんであります。真っ白なおかゆにこいつを乗せて、ラー油の色がついたところをすすりこむのであります。
 しょっちゅう食べるもんじゃないけど、やはりこの瓶詰さんは常備しておきたいものですなぁ。


内容量:115g
原材料名:メンマ(穂先)、ごま油、ラー油、砂糖、食塩、清湯エキス、唐辛子、調味料(アミノ酸等)、クエン酸(原材料の一部に小麦を含む)
原産国:中国


delba® ライブレッド

2006-02-19 13:12:49 | パン、ケーキ類

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 ライ麦パン。
 この言葉に、私はさまざまな事柄を想起させられるのであった。
 子供の頃、西洋の児童文学を読むと、ときおりライ麦パンなるものが出てきた。貧しい人の食べ物という設定で登場していたことが多かった(ような気がする)のだが、貧しいとはいえ彼らが口にするものは、当時の私からすれば夢のようなご馳走である。
 干し肉、穴の開いたチーズ、プディング、マッシュポテト...。


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 今回の缶詰さんはライブレッド。しっとりして、日保ちのするものだ。
 以前聞いたことがあるのだが、ライ麦のパンやブレッドは、焼きたてを食するよりも、日数を経たもののほうが美味いのだそうだ。
 この「ナイフで開けたまえ」というお知らせもMaedeh® チキンシチュー以来だが、やはりなんだか朴訥で嬉しい。


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 かくのごとし。今回はうら若いモデルさん(手タレ)に登場していただいた。
 ライブレッドは酸っぱくて、全粒の歯ごたえがある。この酸味が、一番好みの分かれるところ。今回のように本格的ドイツものであればあるほど、酸味もまた強いようである。
 一緒に食べたのはオムレツとハムであった。こうしてごくごく質素に食べるのがまたいいのである。気分はブレーメンの音楽隊なのである。
 それにしても。
 缶詰さんの魅力は、こうして手軽に異国情緒を感じることが出来る点なんですな。

 


内容量:250g
原材料名:ライ全粒粉、水、塩(のみ!)
原産国:ドイツ 


Hunt's® ポーク&ビーンズ

2006-02-16 12:58:42 | 汁物

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 たまには表示の順番をひっくり返してみるのである。刑事コロンボシリーズみたいに、結末からupするのである。今回、私はかくのごとく、この缶詰さんを食したのであった。
 ポーク&ビーンズと言うと、私は“ワイルド”あるいは“ロードムービー”、はたまた“やや品がない”という事柄を連想する。だからして、この缶詰さんはこうして直にすくって食ったほうが気分を味わえるだろうという目論見であった。


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 湯煎してみると、こんな感じ。スープの濃度が薄い。煮詰めるべきだったろうか。
 私のイメージとしては、こういった食事はもっとどろどろとしているべきである。こんなしゃぶしゃぶ状態では、味も薄いのではないかと危惧したのであった。
 こうして、食する前には不安を感じたものだ。今となってはそれも懐かしい想い出である。


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 今回は、ラベルの画像もはがしたあとである。みんなひっくり返っているのである。この缶詰さんも、ブログ仲間のdii-chaiさんに送ってもらった一品であった。
 肝心のお味だが、予想に反して濃厚かつパンチの効いたものであった。特にスープはナツメグやシナモンのよく利いたスパイシーなもので、具よりもスープのほうが美味いと感じたほどだ。
 しかし残念ながら、ポークさんは殆ど見かけなかった。最後の一匙に、かろうじて脂身が乗っていた程度である。肉に飢えた幼少時代を過ごした筆者としては、とても寂しかった。秋の風が吹いたようだった。

 ところで、「豆を食うと屁が出て困る」と米国人に言われたものだが、本当だろうか。大豆や小豆ばかり食っている日本人は、屁の放出量が多いのだろうか。これは非常に興味ある事柄ではある。


内容量:230g
原材料名:グレートノーザン豆、トマト、樹上で熟した赤トマト(? Vine-Ripened Red Tomatoes)、水、砂糖、豚肉、ヨード塩(? Iodized Salt)、澱粉、酢、スパイス
原産国:米国


SISIG お味の巻

2006-02-05 20:41:50 | 

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 前回の続きであります。今日はですます調で記述するんであります。
 缶から出して加熱。気温が低いからすっかり円柱状で固まっており、やや如意棒風に屹立しました。何というか、大変に頼もしいです。
 やがて全体が暖まってきた頃、匂いが立ち昇ってまいりました。これはあれですね、あのトリッパの時と同じ匂い。内蔵臭であります。
 ここでたじろいではイケナイ。いけません。

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 かくのごとし。ほうら、たじろがないで良かった。換気扇がフル回転で残臭を排出しておりますが、加熱が終わればそんなに匂わないものなのです。そんじゃあ一口...。
 んむ、コンビーフみたいな味。それが香辛料でしっかりと辛くなっております。おおう、辛くて美味いです、これ。
 鼻から抜けるかほりはまさしくトリッパさんと同じ性質のものだけど、ずっと大人しいものであります。ホルモンが好きな人だったら問題ないでしょうなあ。

 と、ここまで記述してから前回のコメントを読むと、送り主であるブログ友dii-chaiさんがこの缶詰さんの説明をしてくれてました。細かくしたポークチョップ(内臓入り)を香辛料と油で炒めたもので、ビールにはたまらないメニューだそうです。
 まさに、その通り。

 

内容量:不明
原材料名:不明
原産国:不明(実は控えておくのを忘れたの)
※冷蔵庫に転がっていたエリンギをちょん切って加えました。画像の白いのがそれ。


SISIG(シシグ)

2006-02-05 11:52:17 | 

 こないだは節分であった。
 狭小住宅に住む私も、豆まきを行った。すなわちベランダより豆を放り投げ、「鬼は外!」と心の中で叫び、今度は振り向いて、なるべくきれいそうな床の上を狙って「福は内」とつぶやいた。
 やや陰気な行事執り行ないであったが、これでいいことあるだろう。ちなみに豆は美味かった。


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 そうしたら、きちんといいことあったのである。福が来たのである。遥か南方、フィリッピンより。
 ナンとなれば、ブログ仲間のdii-chaiさんが出張のお土産を送ってくれたのである。
 その中でも、「何だか分からないモノ」として特にご推薦の缶詰さんがこちら。シシグと読むのか知らん?


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 今では数少なくなった、プルタブなしの開封方式である。さんさんと陽の差込む窓辺でキコキコやると、えー、何だか大変マズそうな画像となった。何しろ気温が低いから脂肪分が白く凝固しているのだ。すまん、dii-chaiさん。

 そうしてさらに、今は缶詰を食う予定ではなかったのだからして、今回はここでおしまいなのである。崇高なる興味だけを持って、開けてしまったのである。

 どうかそのたおやかな頬にえくぼを浮かべて、次回をご期待くだされ。

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