最近、何だかご飯が美味い。やたらと美味い。
一合炊くと、「もう一寸もう一寸...」と言いつつ全部食べてしまう。米とか水を変えたわけじゃないのに、もりもり食べる。
白飯をたっぷりと食べるのは気持ちがいいものだが、こいつは炭水化物なのですね。だから最近私の腹部は、ずずいっと出っ張ってきているのである。着物を着るにはカッコいいかもしれないけど、裸になったら赤面ものである。
それなのに、こんな魅惑的な缶詰さんが売っているのだもの。買わずにおれないのだもの。
ひたひたと醤油のつゆに浸っていらっしゃるのだが、その色は真っ黒だ。これはわたの墨が溶けこんでいるようです。香りのほうも、ただの醤油煮より深みがある。
箸でさわると、繊維方向にほろほろとちぎれる柔らかさ。ここに生姜とか大葉とか添えて食おうと思っていたのに、一口味わったら、ああ止まらないでがんす。
イカはやはりわたが美味いのですねえ。その甘み苦み旨みが総攻撃してきて、あっという間に飯を半分食ってしまったです。そのあとは墨の溶け出したつゆを掛けて、もう半分。イカスミ浸しの米が口中に入ってくると、舌も頬の内側も、もう全員が大喜びでがんす。箸ですくうのもモドかしく、すべてかっ込んでしまった。またまた一合完食。
そして、こうして椅子に座っていると、どうも腹部の出っ張りが気になって仕方がないのであります。自動的に“浅く腰掛けている”自分が恐ろしいのであります。どうしてこんな時期に(秋冬でもないのに)ご飯もりもり状況になっちゃったのかなあ。困ったものだ(反省の色なし)。
内容総量:100g(固形50g)
原材料名:いか、しょうゆ、砂糖、調味料(アミノ酸等)、ph調整材、原材料の一部に小麦を含む
原産国:日本
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