イタリアでも珍しいという黄色いトマト缶
缶詰の魅力は、世界中の料理や食材が味わえること。
中には非常に珍しいものがあったりして、
(中は一体どうなってるんだろ?)
開缶前のわくわく缶たるや、たまらないものがある。
今回ご紹介するのは、イタリアから輸入されているホールトマト缶。それも、黄色いトマトを使っているという変わり種だ。
ラベルのデザインも素晴らしい。はたしてどんなお味なのだろうか。期待がぐんぐん高まってくる。
開缶! 確かに黄色だイエローだ
ボウルに開けるとこんな具合。匂いは赤いトマト缶と変わらず
取りあえず、みじん切りにんにく&オリーブ油とともに加熱。パスタを作ることにした。
加熱前にひと匙、スプーンですくって食べてみたが、味は赤いトマトよりもコクが少なく、あっさりした印象だ。
しかし、この味の評価は自分でも信用できない。なぜなら、黄色という色彩の影響があまりにも強く、トマトを食べている気がしないのであります。
かくのごとし。
具はツナ缶とブラックオリーブ。味付けは塩・黒コショウのみで、なるべくトマトの味が分かるようにした。
しかしこうして見ると、トマトの黄色はパスタの色と馴染んでしまい、存在缶が薄れてしまった。
何はともあれ、ひと口…。
むっ。紛う方なきトマトソースのパスタであります。
加熱によって酸味が薄れ、そのかわりコクが増している。目をつぶって食べれば、赤いトマト缶と変わらない。
しかし目を開けると黄色い色彩に影響され、何か不思議な食べ物を味わっているような感覚だ。
これはパスタより、野菜の煮込みなどに使うといいかもしれない。
その野菜がピーマンやインゲンなど、緑色であればコントラストも鮮やかになるだろう。
いや、それよりも赤いトマトを使えばいい。
(黄色と赤。強烈なコントラストになるぞ!)
と缶がえたのだが…。
それではトマトのトマト煮ではないか。
固形量:245g
内容総量:400g
原材料名:トマト、トマトジュース、クエン酸
原産国:イタリア(輸入はモンテ物産)
参考価格:180円くらい