缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ある日の昼ごはん

2018-04-12 13:39:15 | 缶詰料理レシピ

缶つま「ホルモン」シリーズの一品、「牛マルチョウ直火焼」

マルチョウというのは牛の小腸のことで、脂がこってりしてるわりに、意外とクドくない。

それをコチュジャンや味噌などで味付けしたのがこの缶詰なのですが。

こいつをですね、ラーメンに入れるとどうなるか。

 

 

かくのごとし。

濃厚なマルチョウラーメンの缶成であります。

作り方はいたって缶素(簡素)で、塩ラーメンを作るときにネギと「牛マルチョウ直火焼」を缶汁ごと入れて煮るだけ。

なお、ラーメンに付いてくるスープの素は、半量だけ使うのがコツといえばコツであります。

熱々になったマルチョウが夢のような柔らかさ。

例えて申せば...。

モツ鍋をひと通り食べたあとで、残った汁にラーメンを入れて〆にすることがありますね。

あんな缶じのお味です。オススメしますぞ!

 

 

内容料:60g

原材料名:牛小腸、コチュジャン、みそ、たれ(しょうゆ、砂糖、発酵調味料、魚介エキス)、小麦粉、豆板醤、にんにく、しょうが、砂糖、粉末食用油脂、食塩、ごま油、香辛料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ソルビトール、グリシン、酢酸Na、調味料(アミノ酸等)

原産国:日本(国分グループ本社)

希望小売価格:550円(税別)

 

 

 


にんじんしりしり

2015-07-27 22:22:57 | 缶詰料理レシピ

手軽に作れて、にんじんがたっぷり食べられる。

それが沖縄料理のにんじんしりしりであります。

この料理には、油漬けタイプのツナ缶がよく合う。

スライサーでにんじんを細切りにし、レモン汁をちょいとまぶしておく。

そうすると、時間がたっても、にんじんが黒ずむことがない。

(画像では細切りピーマンも加えてある)

そこに油漬けタイプのツナ缶をひと缶分(油ごと)加え、マヨネーズも大さじ1くらい足してよく混ぜる。

最後に黒こしょうを挽いて味を引きしめれば缶成。

“缶たん”だけど美味しい、オススメ料理であります。

 


ある日の、博士のランチ

2014-08-12 14:51:46 | 缶詰料理レシピ

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モルディブのツナ缶料理「マスフニ」でランチ

「缶詰博士は普段、どんなものを食べてるんですか」
 と訊かれることが多い。
 その回答はずばり、
「缶詰が多いです」
 ということになる。
 当たり前のようだが、本当のことである。
 今日はモルディブの郷土料理「マスフニ」を作った。
 ツナ缶を使う非加熱料理で、材料さえ揃えておけば、いつでも手軽にエキゾチックな味が愉しめる。
 オススメの料理であります。




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ツナ缶はモルディブ・フェリバル社製を使用した
日本では未発売だが、これでなくても料理は出来る
ノンオイルタイプのツナ缶(塩味)なら何でもOKだ




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ほかに大事なのは、このココナッツフレーク
博士は富澤商店の「ココナッツロング」をよく使う




 材料を明記しておこう。

【3~4人分】
 ツナ缶:約180g(ノンオイル塩味)
 ココナッツフレーク:約1/2カップ
 玉ねぎみじん切り:1/2コ分
 生姜みじん切り:大さじ1
 ハンダマの葉・細切り:約10枚分
※ハンダマは別名で水前寺菜、金時草とも呼ばれる野菜。これでなくとも、味の濃い葉物ならOK
 カレー粉:大さじ1
 ライム汁:1コ分

 作り方は・・・。
1,ツナ缶は汁気を軽く切ってボウルにあける。
2,そのボウルにほかの材料をすべて入れる
3,手で揉むようにしてよく混ぜれば缶成!

 これは現地のマスフニを博士風にアレンジしたもの。生姜、ハンダマの葉、カレー粉がオリジナルであります。

 ツナ缶の良質な栄養がたっぷり摂れるし、何より火を使わないで調理できるのがいい。ぜひお試しいただきたい。







缶詰郷土料理その1 丹後「ばら寿司」

2014-01-26 13:47:44 | 缶詰料理レシピ

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サバ缶を使ったばら寿司なのだゾ




 全国には缶詰を使った郷土料理が存在する。
 それを少しずつ、紹介申し上げていこうと思う。
 記念すべき第1回目は、丹後地方のサバ缶を使った「ばら寿司」であります。




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 使用するのはサバ缶の水煮タイプもしくは味付タイプ。
 水煮は塩味、味付は砂糖醤油味だが、各家庭によってこのどちらかを選んで使っている。それぞれにこだわりのレシピがあるのだと推測している。
 それよりも、注目すべきことはサバ缶のサイズ。
 画像左側の、極めて大きいサバ缶を使う。
(缶界でツナ1号缶と呼ぶもの。右側のレギュラーサイズと比較すると大きさがよく分かる)
 このサイズのサバ缶は、丹後地方以外ではこれまで、ほとんど見かけなかった。宝幸で出している「青森の正直・真鯖水煮生原料」など、ごく一部だったのであります。
 それが彼の地では、この大きなサバ缶がスーパーなどで普通に売られているそうだ。羨ましいことではないか。




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 サバ缶を汁ごとフライパンに開け、弱~中火でのんびりと炒める。
 ここでは味付タイプを使っている。あの砂糖醤油がぐっと煮詰まっていき、やがてそぼろ状になるサバの身に凝縮されていく。
 その甘辛い味こそが、丹後ばら寿司のメインキャストなのであります。
 水煮タイプを使う場合は、この作業中に砂糖と醤油を適量、加えることになる。
 ただ、水煮タイプの汁には塩気が含まれるので、汁は加えずに炒めたほうが味を決めやすくていい。
(とっておいた汁は熱湯で倍に薄め、刻んだネギを散らせばかなり美味しいスープが出来るゾ)
 このほか酢飯、錦糸卵、大葉を刻んだものなど、ちらし寿司の材料を用意しておくこと。




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 かくのごとし。
 春慶塗りの弁当箱に入れて、ちょいと行楽に出掛けるときの様子を再現してみた。
 サバのそぼろは、各家庭によって炒め具合が違うらしい。僕はしっとりしたくらいで使っているが、もっと炒めて水分を飛ばしたそぼろにすることも多いそうだ。
 画像では分からぬが、酢飯の中間層にもサバのそぼろが入っている。すなわち飯の上にサバ、その上に飯、そのまた上にサバと4階建て構造になっているのだ。
 さあさあ、何はさておき、ひと口…。
 やっ。サバのそぼろが想像以上に美味。
 甘辛いのだが、佃煮ほどは味が濃くない。そこにサバの出汁が濃縮されており、噛みしめるたびにウマい汁がにじみ出てくる。
 酢飯との相性は抜群であります。

 昨年はサバ缶に豊富に存在するDHAが
「やせる効果のあるGLP-1ホルモンの分泌を促す」
 と話題になった。
 時期を同じくして、マルハニチロ食品でも月花シリーズのツナ1号缶サイズを出したり、またつい先日は某メーカー(まだ内緒)からも
「ツナ1号のサバ缶を出しますよ」
 と連絡があったりして、これから大型サバ缶がぞくぞく店頭に並んでくる可能性があるのだ。
 サバ缶好きにはたまらない時代が到来したのであります。