缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

君はサバヒーを知っているか

2011-01-30 14:32:25 | 魚介

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 先日、台湾の方からメールが来たのだ。
「当方、サバヒーの缶詰を作っている会社の者です。この美味しいサバヒーを、日本でもぜひ知って欲しいのです」
 およそ、このような内容であった。
 さて、サバヒーとは何であろうか?
 ネットで調べてみると、サバヒーとは魚の名前であった。サバヒー科の単一種で、草食性。台湾やフィリピン、インドネシアなど東南アジアで養殖が盛んだそうである。
 メールをくださった方も、サバヒーの養殖を手掛けている企業の方で、そこでは缶詰製造も手掛けているのだった。
日寶食品工業 日本語ページあり)
 そうしてサンプルとして送られてきたのが、この缶詰なのであります。
 果たしてどんなお味だろう。期待が高まるのであります。




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外国語表記がエキゾチックである
英語での商品名はMilkFish In TomatoSauceだ




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開缶!トマトソースの濃い色が食欲をそそる




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 かくのごとし。
 筒切りの大きな身が2切れ。かすかに川魚っぽい匂いがしている。
 それではひと口...。
 むっ。身肉がとてもきめ細かい。腹側の食感はサバに煮ているが、背側はより繊細で、まるでマスのようだ。脂の乗りもあっさりしている。
 トマトソースの味付けが薄味だ。確か、台湾の料理は味付けが全般に薄いと聞いたことがあるが、そのせいだろう。

(これを味噌煮にしたらウマいだろうな)
(ハーブを利かせたオリーブオイル漬けもいいかもしんない)
(まてよ、燻製してオイル漬けもいいな。油で揚げて南蛮漬けも合いそうだ...)

 妄想を始めたらキリがなくなってしまった。
 実はこのサバヒー、日本でも養殖している会社がある。
 藻類を食べて成長するというから、肉食の養殖魚を育てるよりも環境負荷が少ないはずだ。
 マグロばかり食べないで、こういう魚をどんどん食べるようにしたらいいと思う。
 名前もサバヒーなんて、ちょいとその、可愛いではないか。




 内容総量:215g
 固形量:165g
 原材料名:サバヒー、トマトソース、大豆油、砂糖、塩、グルタミン酸Na
 原産国:台湾(日寶食品工業


はごろも 清水もつカレー 

2011-01-14 11:31:06 | 汁物

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 この佇まいをまず、ご覧いただきたい。
 食欲をそそる色合い、柔らかな紙巻きパッケージなど
「なかなか実力ありそうだな...」
 こう思わせる缶詰であります。
 その名も『清水もつカレー』。ご当地グルメで有名であります。
 しかしパッケージをよく眺めると...




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こんなことに

 缶界ではダジャレが流行っているのだろうか。
 以前ご紹介した高木商店の『いわし梅酢煮』もこんなだったし。




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 ともあれ、開缶。
 真空度が高いらしく、開缶時には「バキリッ」と快音が響く。
 これが実に気持ちよい。




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 鍋に開けて加熱。
 パスタが食べたい気分なので、ついでにペンネも茹でておく。




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 かくのごとし。なるほど、紛う方なきモツであります。
 では失敬してひと口...。
 やっ。モツがとろとろに柔らかい。そしてモツ臭が皆無。
 ルーはにんにくがよく利いていて、辛さはボンカレーの辛口程度だ。
 しかし塩味が強めであります。
 筆者としては、もっと塩分が少ないほうが好みだ。
 だがそれはカレーとしての見方であって、“カレー味のモツ煮込み”と考えたらどうか。
 パッケージにも「豚もつのカレー煮込み」と明記してあり、「もつカレーは居酒屋の定番」ともある。
 つまりペンネなど添えず、これで酒を飲めば良かったのだ。
 モツたいないことをした。




 固形量:70g
 内容総量:170g
 原材料名:豚もつ、大豆油、かつお節エキス、発酵調味料、玉ねぎ、醤油、カレー粉、生姜、ニンニク、砂糖、トマトケチャップ、小麦粉、ウスターソース、食塩、香辛料、チキンブイヨン、昆布エキス、増粘剤(加工デンプン)、乳化剤、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、香辛料抽出物
 原産国:日本(静岡市清水区、はごろもフーズ





港区・芝で缶詰パーティーはいかが

2011-01-10 11:32:33 | イベント・講座

 1月11日(火)の19時半から、客数限定の缶詰パーティーが行われるのだ。
 ところは芝大門そば。店の名は『変幻自在』
 パーティー名は『缶カン自在』であります。
 店主湯川氏と筆者の缶詰料理ショーをやる予定。
 協賛はあの激ウマのサバ缶月花を作り出すマルハニチロ食品なのだ。
 参加費は3000円。缶詰のお話し、料理、サラダ、デザート込み。飲物は生ビール、白・赤ワイン、日本酒、焼酎など1杯500円でご提供。
 まだ席に余裕があるようなので、ぜしご参加されたし!


大きな地図で見る





燗酒に合う缶詰バイキング、終了!

2011-01-10 10:59:45 | イベント・講座

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一番右は女優&きき酒師の福山亜弥さん

 今年最初のイベント、『燗酒に合う缶詰バイキング』が終了した。
 前売り券が完売。満員御礼で入場できなかった方もいらっしゃったようだ。お詫び申し上げるとともに、ご来場缶謝多謝であります。




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カルカルスタッフ特製の缶詰メニューも!
非常に評価が高かったのだ




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特別ゲストに大久保美沙さん登場




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客席の各所で飲み会が始まる




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即売会は二日酔いの本、缶詰手拭い、高木商店厳選缶詰!




 今回ご堪能いただいた缶詰は新生漢方牛大和煮(木の屋石巻水産)、缶つまプレミアム・ハバネロサーディン(国分)、さとりの卯の花(新商品・サンライズ)、オードブルツナ(清水食品)、いわし梅酢煮(高木商店)など、5社20アイテム♪
 またお土産にはリリーコーポレーションの激ウマさば缶・旬海庵をお持ち帰りいただいたのだ。
 日本酒は秋田・刈穂新潟・鶴齢群馬・水芭蕉静岡・開運和歌山・紀土と5社26種類♪


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マニアパレル特製の缶詰手拭い
今後、別の場所でも販売予定アリ(告知します)



 読者諸賢よ、どうやら今年はますます面白い年になりそうですゾ!









新春!燗酒に合う缶詰バイキング!

2011-01-05 15:12:05 | イベント・講座

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 明けましておめでとうございます。
 おかげさまにて、缶詰ブログも今年で7回目の正月を迎えることが出来た。
 これもみな読者諸賢の応援があったればこそ、であります!
 さっ、そこで今週末のこと。
 お台場の東京カルチャーカルチャーで、いよいよ『燗酒に合う缶詰バイキング!』が行われるのであります。




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 今回は特別ゲストも2名いらっしゃる。
 まずはこの缶詰が染め抜いてある手拭い。
マニアパレル]の小林さんが、このイベントのために作成してくれた限定製品であります。これを即売会で販売してくれることになったのだ。
 さらに、二日酔いコラムニストとして各界に名を馳せ、著作『二日酔いの本』でも有名な大久保美沙さんもトークしてくれることになった。
 そうそうたる布陣であります。
 あとは女優&きき酒師の福山亜弥さんが推薦する酒と、僕のオススメする缶詰を堪能していただくと、こういうことになるわけだ。
 ぜひ遊びにきて下され。そして今年が素晴らしい年になるよう、祈願の酒を飲もうではないか!




 この記事は『バドン|マニアパレル』“【缶詰てぬぐい】と気になる書籍”にトラックバーック!