本日の缶詰さんは、義母からいただいたチェコ土産であります。
彼の地に旅行に行かれることを聞いたとき、筆者は間髪を入れず
「地元の缶詰を買ってきて!」
と、お願いしておいたんであります。
土産としてはかなり重いものだけど、そのへんはずうずうしく、しっかりとお願いしたのだ。
そうして手にしたこの缶詰。しかしよく見ると、“Sliced Jalapenos”と書いてある。
これはハラペーニョというやつ、つまりは青唐辛子の酢漬けではないか知らん?
キコキコッと開缶。やはり、ピリリと辛いあの青唐辛子たちが、輪切りになったお姿でぎっしりと収まっていらっしゃる。
缶側面を読むと「VIVA! MEXICO!®」と、何だかすごく嬉しそうな書体で書いてある。製造元は米国である。
つまりは、米国から大西洋を越えてチェコ入りし、そのあと太平洋を越えて我が国にやってきたという、大変なご苦労をされた缶詰さんなのだ。
マイルもずいぶんとお稼ぎになったことでありましょう。
陽気な配色の缶を眺めていると、頭の中に懐かしい声が聞こえてきた。
「さあ、本日はテックスメックス料理(Tex-Mex、メキシコ風テキサス料理)を作ってみましょう!」
グラハム・カーのお声であった。
(グラハム・カーの世界の料理ショー、YouTube)
スライスドをさらにスライスし
挽肉をしっかりと炒め、シーズニングで味付け
チーズ、トマト、葉っぱも用意した
本日の主役はあくまでもパラペーニョ缶
その証に、真ん中に陣取っている
軽く焼いたトルティーヤに具を乗せて...
かくのごとし。
タコスとかトルティーヤといった料理は、皮さえ入手すれば誰にでもできる。
肉を炒める際のシーズニングも、赤唐辛子やクローブを中心にして、自分の好みで作ってもいい。
しかし筆者の頭には、再びあの懐かしい声が聞こえてきた。
「ハラペーニョが入ると本格的な味になりますよ!」
グラハム・カーさんのいう通り。このハラペーニョ缶の果たす役割はかなり大きかった。
ただ辛いだけではなく、酢漬けになったことで旨味があるのですね。
ということは...。
翌朝の風景であります。
囓りかけで失敬しますが、ピザトーストにもハラペーニョを使用してみた。
やはり美味いです。
どうもクセになりそうな予感。美味しくて、朝だというのにグラハム・カーのように椅子を飛び越えました。
この缶詰、常備缶にしてもいいかもしんない。
筆者の愛読書である洋書
『A MAN A CAN A PLAN』にも
登場する缶詰でありました
内容総量:113g
原材料名:青唐辛子、水、ワインビネガー、塩、塩化カルシウム、にんにく
原産国:米国