缶詰blog

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くじらは海のジビエだ! くじらの和ヒージョ缶登場!

2017-04-21 08:48:27 | 

読者諸賢よ!

ついに、博士缶修のまったく新しいくじら缶「くじらの和ヒージョ」が缶成しましたぞ。

造り手は宮城の「木の屋石巻水産」

同社は伝統的にくじら大和煮缶を造ってきたメーカーであります。

昨今は「金華さば味噌煮」缶ですっかり有名だが、実はくじら肉の扱いにかけてはプロ中のプロなのだ。

 

 

 

開缶。

食材をオリーブオイルで煮込む “アヒージョ” の手法を取っているが、その味付けにはひと工夫凝らしている。

それは和風ということ。

だから「和ヒージョ」(ダジャレです)。

厚削り節、干し椎茸などから出汁を引き出し、くじら肉に浸漬させている。

そのくじら肉は、あらかじめ冷温で2週間熟成し(ここ凄いとこです)、丁寧に筋などを取り除いてから使う。

ほかには唐辛子と、にんにくを粒のままころりと投入。

 

 

かくのごとし。

くじら肉は歯応えがあり、噛みしめるとまず、しょうゆ関係の和の味が来る。

次にくじら肉そのもののうまみ(熟成させたうまみだ)と、かつお節や干し椎茸のうまみが混合してやって来る。

これがたまらぬ。

そこんとこに、トロトロに柔らかくなったにんにくをまぶして食べてもウマい。

付け合わせる野菜はクレソン、ルッコラなど、風味の強いものが良く合う。

 

 

「くじらを和風のアヒージョにしませんか」

という僕の思い付きを木の屋石巻水産が受け止めて、開発に取りかかったのは2014年のこと。

試作し、味の方向を両者で確認しながら、和のテイストを磨いていった。

初めはくじら肉を砂糖醤油に浸けてみたのだが、その後に砂糖は不要となった。

同社S氏の提案で、新たに厚削り節と干し椎茸も加えられた。

そうして試作と試食を繰り返し、味のバランスを調整して、ついに缶成したこの「くじらの和ヒージョ」缶。

パッケージのイラストと商品名は僕の手描きであります。

ぜひぜひ、食べていただきたいのであります。

 

 

内容総量:150g

固形量:90g

原材料名:ひげ鯨、食用オリーブ油、食用大豆油、にんにく、しいたけ、かつお節、唐辛子、食塩、混合削り節、しょうゆ

原産国:日本(宮城県石巻市・木の屋石巻水産)

希望小売価格:630円(税込)