タイ語表記がエキゾチック
読者諸賢よ!
いよいよ、缶界が盛り上がってまいりました。
そのような気運を、筆者はひしひしと感じております。
「具体的にはどのへんが盛り上がっているのか」
と問われれば、即座に
「もう、あのあの、全般的に!」
と極めて具体的な答えができるのであります。
来年の初春には、第2回『缶詰ナイト!』の開催も決まった。
(第1回の様子はこちら)
ニフティのプロデューサーであるテリー植田氏から、そのような連絡をいただいたとき、思わず筆者はやったと快哉を叫んだ。
そんなめでたい折なので、今日はばっちりうなぎをおごるのだ。
すなわちうなぎの缶詰なのだ。
こちらは缶界アジア方面の雄、dii-chaiさんがタイランドで買ってきてくれたもの。
ちなみにdii-chaiというウェブネームは、タイ語で「嬉しい」という意味だそうだ。
しかし筆者はタイ語がまったく分からない。なので、このうなぎ缶にしても、こうして中国語表記の部分を見てみるのだ。
“台式”って、タイ風という意味なのか知らん?? きっとそうだろうなあ。
パカッと開缶!
さすが“紅焼”と書いてある通り、赤いタレがこてっと入ってます。
しかし立ち昇る香りはまさにうなぎの蒲焼き缶そっくり。
かくのごとし。
最初に油で揚げて、それをタレに浸けたらしい。
では失敬しまして、ちょいと一口...。
やっ、食感がさくさくとして、うなぎを食べている気がしない。
日本人にとってうなぎといえば白焼き・蒲焼き。だから、身はふわっとしてるものだと思うじゃないですか。そのふわっとした柔らかいとこを、いじめるように噛むと、わずかに川魚っぽい野趣が香ったりするじゃないですか。
しかし、この台式はまったく違う。身はあくまでもさくさくしてる。
そこんとこに時折、背骨が加わる。
この背骨が美味い。さばや鮭の水煮缶の骨とは違った、からっとした性格の良さを感じる。
さば・鮭の水煮缶の中骨も美味いものだけど、何というかこう、しねくねしてるところがある。
さくさくホロリと崩れるけれど、しっとり湿って情緒的。やはり日本か、さもあらん(なぜかこの辺、七五調)。
タイランドは気候が暑いせいか、朗らかで率直な食感を求めるのでしょうかねー。
それから、タレは八角のような香りがして、ぴりりと辛くて、うまかったです。
内容量:110g
原材料名:うなぎ、水、醤油、油、糖分、辣椒
原産国:タイ