これが稚鮎の油漬けだ!
僕が最初に好きになった歌謡曲は、山本リンダの[どうにもとまらない]だった。
幼時6歳のときである。
歌詞の内容も、彼女の踊りも、当時は理解を超えたものだった。
理解は超えていたが、あの迫力、あのほとばしるエネルギーは
「こりゃすげえや!」
少年の心を震わせたのであります。
とめたくてもとめられない。
いや、実はとめたくない。
情熱のままに突っ走っていきたい。
きっとあの歌は、そういう思いを表現したのだろうと、少年は推測したのだった。
実は現在の缶界(缶詰業界)にも、「どうにもとまらない」シリーズが存在する。
それは、K&K国分が展開する[缶つま]シリーズなのであります。
焼いたネギに乗せチーズをトッピング
ウマい缶詰を見ると料理を作りたくなる
そんな缶つまは、この春に新商品を追加してきた。
その数、なんと8種類。
その中に今回の[びわ湖産 稚鮎油漬け]が含まれているのだ。
鮎の稚児を、ワタごと丸ごと軽く干し、それを綿実油に浸けている。
オイルサーディンと同じ作り方であります。
ひと口噛むと、精妙な苦みが口中に広がる。思わず、
「んー、これこれ。鮎のウマさはこれ」
声が出る。
初めは1尾ずつ、慈しむように食べていたが、やがて2~3尾まとめて口中へ。
これが本当の贅沢というもの。
折しも梅雨前の、一年でもっとも爽やかな季節。
傍らには冷えた清酒。
原稿の締め切りが迫ろうと、企画書作成が重なろうと、この至福は「どうにもとまらない」のであります。
固形量:40g
内容総量:80g
原材料名:あゆ、綿実油、食塩(これだけ!)
原産国:日本(K&K国分)
希望小売価格:500円(税別)