静岡にある「フェルケール博物館」で見せてもらったツナ缶のラベルの“原画”。
魚種はカツオのようで、その生前のお姿がいきいきと描かれている。
とはいえ、描写がリアル過ぎないところがいい。とくに目玉の光点が斜め上に入っているせいで、カツオ君がお茶目に見えてくる。
じっと見ていると微笑んでいるようにも思える。
その横に描かれたのはツナ缶の中身だ。魚肉が切り株状に詰められているから、缶界でソリッドとかファンシーと呼ばれる形状である。
原画を見たのは初めてのことであります。
おそらく昭和20年代頃のものだと思うが(同時期のラベルに似たような絵が多い)、製作年は書かれていないから正確には判らない。
こんなにきれいな状態のものは、日本中探してもほとんど残っていないと思う。
貴重な経験が出来ました。缶謝です!